農林業 

  農業は、稲作と養豚、乳用牛、肉用牛などの畜産が主となっていますが、全体の産出額は減少傾向にあります。近年は、首都圏農業が推進され、トマト、いちご、なし等の園芸、観光農園や直売所等が盛んになってきています。
 一方では、担い手の減少、従事者の高齢化等、農業生産を取り巻く環境は厳しさを増しています。
 林業は、烏山地区を中心としてスギやヒノキの植林地が多く、八溝材生産の拠点であるとともに、シイタケやワサビなどの特用林産物の生産も盛んな地域となっています。
 近年、木材価格の低迷や林業従事者の高齢化など、林業を取り巻く環境は一層厳しさを増しています。

 

工業

 元来、烏山和紙など伝統的工業が存し、高度経済成長や工業化の進展に併せて、昭和50年以降、富士見台工業団地や烏山東工業団地が開発・分譲され、県内外からの企業誘致に成功し、地域産業に占める機械や電気工業等の割合が高まりました。
 しかし、最近では、経済状況による産業の空洞化等により、事業所数や製造品出荷額の減少、企業立地の低迷など工業を取り巻く環境は厳しい状況に置かれています。
 なお、近年は、近接する宇都宮テクノポリスセンター地区に「とちぎ産業創造プラザ」が整備され産学官連携による新事業創出に向けた動きが芽生えています。

 

商業・サービス業

 小売店舗数や商品販売額は近年減少傾向にあります。これは、個人消費の低迷に加え、周辺都市に大型商業施設の立地・モータリゼーションの進展による生活圏の広域化などにより、宇都宮市やさくら市・高根沢町(塩谷地区)へ購買が流出しているためです。
 この結果、中心市街地の集客力は衰退し、空き店舗が目立つなど、かつての「まち」の賑わいは減少しており、商店街の活性化が大きな課題となっています。

 

観光関連

 那珂川県立自然公園をはじめ、日本の原風景といえる豊かな自然景観や那珂川、荒川、温泉、歴史伝承施設、都市農村交流施設(農業体験施設、農産物直売所等)及び国指定の重要無形民俗文化財である「山あげ行事」など豊富な観光資源を有しており、これらの活用によって今後はさらなる発展の可能性を有しています。