公共交通再編整備計画(案)及び地域公共交通総合連携計画(案)の意見

 パブリックコメントの結果は、4件のご意見をいただきました。貴重なご意見ありがとうございました。提出されたご意見について、市の考え方を次のとおり公表します。いただきましたご意見を尊重し、今後の施策検討の参考とさせていただきます。

※那須烏山市地域公共交通総合連携計画(案)につきましても同内容につき、一体的に公表させていただきます。

項目等 ページ 意見提言等の趣旨 市・交通会議の考え方
1 4 公共交通の再編整備に関する基本計画
3)利活用施策(案)の概要(※“再生”及び“新チャレンジ”のソフト事業)
29~30
※地域公共交通総合連携計画(案)は19~20
(1)下記文言について、事業者視点としては不十分。具体的には、「もらう」→「いただく」が望ましい。
JRや東京地下鉄においてかかる文言を使用する場合は「いただく」を使用しており、より利用者視点にたって事業計画を立案するための意識改革のためにも欠かしてはならないことであると考える。
①「知ってもらう」
②「乗ってもらう」
③「考えてもらう」
④「続けてもらう」

 
(1)ご指摘のとおり事業者の視点からは「いただく」といった表現が適切であると考えます。
今回の当該箇所につきましては、計画を策定するうえで、実施の中心となるべく市側の取組み姿勢として、自らへ言い聞かせる意味合いが強い表現とご理解いただきたいと思います。
実際にサービスを提供する段階にあっての表現は、ご指摘のとおりの文言に変えていくよう検討させていただきます。



 
30
※地域公共交通総合連携計画(案)は20
(2)多種媒体によるPR:HP、紙面、データチャンネルなどとあるが、実際に市のホームページ等で、イベントにおいて公共交通機関にダイヤ接続についてふれているものが無い状態であり本件において意見を求めるまでもなく至急改善を要すると思われる。
HPの案内等が車視点となっており、JR等を利用したお客様の視点になっていないため至急改善を望みかつ、今後も継続的に改善を必要とすると思慮する。
当方においても観光情報の発信の際には出来る限り公共交通機関の利用者視点にたって情報を公開していく方向であるので、市がリードをとってそのような方向にもっていくことを期待する。
 
(2)ご指摘のとおり、公共交通とイベントを連携させてPRすることで、本計画の基本方針にも記載いたしましたが「来訪者」に「訪れてよし」と思っていただけるように、庁内各課横断的に情報発信に努め、より便利で活気のある公共交通を目指してまいります。
また、ホームページをはじめ、あらゆる媒体を通じて、これまで欠けていた「効果的PR・インフォメーション」を積極的に推進する姿勢で、改善できるところから速やかに対応してまいります。
本市が誇る魅力ある観光資源を上手に伝え、人々が公共交通を活用しての「イベント参加」や「ぶらり旅」等を企画するきっかけ作りとなる様に取り組みを行っていく考えでおりますので、今後ともお力添えをいただけますようお願いいたします。
2 4 公共交通の再編整備に関する基本計画
4)今後のスケジュール
31※地域公共交通総合連携計画(案)は21 (1)バストリガーと、ICT(バスナビゲーション・アミタッチ)というのが、突然出てくるがどういうことか。
アミタッチがもしキヨスク端末の製品名のことだとすれば、当市のどこに設置することを想定しているのか。甚だ疑問。
また、これらは現行の見守りシステムの延長かと思われるが、公共交通のシステムとしての有効性については改めて見直すことが必須と思われる。




 
(1)バストリガーとは、バスの運行等にあって、予め利用者の満足度や収支率の基準を設定し、その基準の内外により「拡大」「見直し」など、今後の改善策を決めていくものです。地域と事業者(行政)との事前協定となります。
アミタッチは、FelicaカードのIDを活用したカードリーダーであり、既に本市が児童見守りシステムの登下校メールで利用しております。その活用方法としては、例えば運転手が駅を出る際に車内のタッチシステムにカードをかざせば、登録者へ発車の案内がメールで案内できるような仕組みをイメージしております。地域ICTの活用は、携帯電話等を活用するものも多く、高齢者等の交通弱者に即なじむものかという懸念はありますが、今後5年、10年と時代が過ぎていけば、より抵抗無く携帯電話等の機器を操作できる高齢者が増えるものと見込んでおります。既存のノウハウを活かすことで、極力経費をかけることなくより利便性の向上を図れる可能性があるものと考えております。
総論 総論 (2)バスの利用に必要なのは適度なネットワークと時間の読める運行に他ならない。
時間が読めなければ乗り継ぎもできない。時間が読める環境の構築という意味では、安価なバスロケーションシステムの構築が必須であると思われる。
本計画は基本的に「デマンド交通」という結論ありきの計画にしか読めない。
すべてにおいて「市営バス・スクールバスの効果的・効率的な運行に資する路線および運行形態の再編」というのがあるのに、最適化の方向性にはデマンド型しか記載されていない。
一番重要なことは、那須烏山市の現状からすればスクールバスの運行は不可欠となることである。那須烏山市公共交通総合連携計画:26ページを見るまでもなく、基本的にスクールバスは市内を網羅して、午前1便、午後2便を運行している。
例えば、ここに午前2便、午後1便を足すだけで立派な公共交通網が完成する。
また、委託や指定管理に移行が進んでいるため、デマンド型に比べて、実証実験にかかるコストも最低限に留めることができるはずではないのか。長野県川上村の事例も参考にしつつ、スクールバスを鍵にした再編が望ましい。
デマンド型は利便性が高いため流行しているが、高齢者福祉にはなっても、就学層と若年層の日常的な利用や、住民外利用による地域経済活性化には寄与しない。
また、効果的な運用にはしっかりとした運行管理システム構築が必須となるため、実験を実施した段階で、その後の運用が前提のような過大投資になりかねない。
会津若松市や栃木市が好例であるが、観光などの地域活性をベースに地域交通の再生を図る形が望ましい。そのためには、公共交通という枠にとらわれず、観光や教育とも連携していかなければならない。
(2)今回の計画策定にあって、短期的取組みである一次再編には、大きく「再生」と「新チャレンジ」の2つの柱を設けております。また、その柱それぞれにモビリティーマネジメントを同時並行で実行していくことが必須であると考えております。
「再生」は既存のバス交通等をより使いやすいルート変更・JR烏山線のダイヤ改正に連携した時刻表の見直し、「新チャレンジ」は、なるべく費用を掛けずに、交通空白地に新たな交通システムを試験的に導入し、高齢者等の交通弱者を救済することや市街地の循環バスにより医療機関や商店等への気軽な日常の足を新たに確保することであります。
デマンド交通と定時路線バス等にはそれぞれメリット・デメリットがありますので、上手に組み合わせることが重要と考えております。
また、当計画の基本方針にありますように、「市民」はもちろんながら「来訪者」に対しての持続可能な公共交通の仕組みを念頭においておりますので、「通勤通学」「福祉」「観光(地域おこし)」「環境」の面から総合的に検討したうえで当市らしい最適化策を今後とも見極めていく考えでおります。決してデマンド交通が全てを解決してくれるものと捉えている訳ではございませんので、ご理解いただきたいと思います。
スクールバスの活用につきましては、ご指摘のとおり混乗策などを用いて全国的には成功している事例も存在しております。空き時間等の車両の有効活用につきましては、例えばイベントに対するシャトルバス的な活用なども考えられますので、混乗策の可能性も含めて、今後とも教育委員会と協議検討を進めてまいります。
 
総論 総論 (3)川上村では、川上村方式とも呼ばれる、スクールバスと公共交通の共有化で成功を収めている。
以下、wikipediaより引用
http://ja.wikipedia.org/wiki/川上村_(長野県)
それまで川上村で運行していたスクールバスとの統合を図り、4台の車両の運 行を4人でこなすようにするなどのコスト低減策や、信濃川上駅前のバス停を 駅の出入り口に近づけ、ダイヤも列車との接続を重視、定期券や回数券の販売窓口も増設するなどの積極策を採った。この結果、1世帯あたり4台以上というマイカー保有率にもかかわらず、住民の利用が多く、開業以来収支はほぼ黒字傾向で推移しており、他の自治体からも注目され視察なども受けている。また、梓山は千曲川や三国峠への玄関口としての役割も果たしていることから、地元住民以外にハイカーなどの利用もみられる。
同様のことが那須烏山市ではできないのだろうか?
(3)上記同様、今後とも教育委員会と協議検討を進めてまいります。
3 総論 総論 大金台に住んでおり、自宅から市営バス・福祉バス停のある管理事務所までは900mほどの距離があります。
主な行き先は、烏山方向へは通院で那須南病院、市立熊田診療所、山野クリニック、大金方向へは福祉センター、買い物でスーパーかましん、宇都宮に出向くときは、JR大金駅です。現状では、どちらも民間タクシーを利用しています。
最近、歩行が困難になってきており、できれば北の丸ゴミステーションあたりまで、バスに来ていただき、烏山、大金両方向へ向かっていただける便があると助かります。
 
日常の移動手段に苦慮されている方の貴重なご意見と認識しております。実態としまして、住宅一軒一軒を網羅する公共交通網というのは、相当の投資を要するため実現が困難であることは、ご理解いただきたいと思います。
今回の計画では、既存のバス路線につきましては、バス停までの距離短縮を行うため自由乗降区間の拡大を検討しております。これはご自宅の前の道路が運行経路に含まれていれば便利なのですが、通りから外れていますとメリットを感じることが出来ません。一方で、デマンド交通システム(乗合タクシー等)であれば、予約をすれば自宅から目的地に行くことが可能になりますが、乗合のためバスのように時間どおりに目的地には到着しにくくなります。そういった長所・短所を加味しながら地域の特性に合わせて交通の仕組みを上手に、かつ、サービスが過剰に重複しないように組み合わせていくことが重要であると考えております。
また、福祉施策の中にも福祉有償運送など医療機関への輸送を行うサービスがありますので、福祉諸施策につきましても、もっと知っていただけるようPRに努めてまいります。
4 2.公共交通の現状と課題
1)那須烏山市における公共交通の現状と問題
⑧片岡線(さくら市営バス)
4 片岡線につきましては、地元の要望により平成21年5月15日(金)に大金台へ乗入れ開始となりました。現在(平成23年2月17日)までに数回乗車しましたので、私個人の意見を記入します。
一番最初は、大金台17:08発⇒17:19烏山駅着、烏山駅17:46⇒17:57大金台着でした。運賃は、390円×2=780円。値下げして欲しいです。この時は「たいらや」で買物をしました。駅から「たいらや」まで歩いたのですが、実用的ではないと思います。この後は複数回大金台17:08⇒仲町17:17、仲町17:47⇒17:57大金台と乗りました。片道320円×2=640円が500円なら適正と思います。この時は「こしくも書店」で買物しました。これは実用的に使えます。
これまで書いた乗車した日は、全て土曜日でした。乗っている人は、私一人でした(大金台⇒烏山)。帰りは仲町から女性の方が一人乗ってこられます(17:48発)。私は大金台で降りますが、この方は先まで乗って行かれます。
ここまでの結論は、大金台17:08に乗って、大金台に17:57に帰ってくるバスは「こしくも書店」には、使えるということです。
次に大金台9:35⇒片岡駅10:26に一度だけ乗ったときの感想を書きます。乗車したのは日曜でした。運賃は860円ですが、適正だと思います。それよりも大金台⇒烏山仲町、往復640円が500円ならば適正になると思います。
ここまで書いて考えました。バスに乗って、降りて歩いて個人の商店に行く。自家用車で大型スーパーへ行く。今は、車でスーパーへ行く人が多い。バスに乗る人が少ない。この話は、那須烏山市に人が住み、どう暮らしていくのか、そこまで考えさせられてしまいます。公共交通に限らず、まちづくり、自治会、高齢化社会等です。
私は、住人それぞれが考えできる事を実行する。行政に全てお任せではいけないと思います。住人と行政が協働すれば何か結果を出すことができる。今回市役所が意見を集める。そして住人が意見を出す。多くの意見が集まり公共交通がよりよく整備されることでしょう。まとまりのない話を読んでいただきありがとうございました。私の意見がお役に立てれば幸いです。
片岡線をご利用いただきありがとうございます。買物に適するかどうか実体験を基にご意見いただき非常に参考になるものと考えております。なお、本路線につきましては、さくら市が母体となり運行しており、本市と矢板市が負担をし合う共同運行方式をとっております。現在、さくら市が中心となりまして、バス路線のルート・ダイヤの見直しを実際に進めておりまして、新年度からは市役所や那須南病院もルートに加えられる変更がなされる予定であります。今後とも、市内の買物・通院に少しでもお役に立てるように、改善を進めてまいります。
ご意見いただきましたとおり、長期にわたって持続可能な公共交通は行政だけでは限界があると考えております。地域・事業者を含めて守り育てる意識が必要でございます。また、車の便利さを理解したうえで、かしこく公共交通を利用する「モビリティーマネジメントの推進」についても本計画では重要な取組みと位置づけしております。高齢者の外出支援(健康づくり)、CO2削減など環境対策、地域おこしなどの面から、市民・来訪者に「住んでよし」「訪れてよし」と感じていただける施策の展開を進めてまいります。
運賃の適正額につきましては、今後検討させていただきます。