銅造 阿弥陀如来立像
市指定有形 彫刻
本像は、頭部の低い肉髻部や張りのある丸い顔、衣文部が足の周辺部に広がるところなど、鎌倉時代後期の金銅仏に見る特徴を持った阿弥陀如来像です。前後の合せ型による一鋳仕上げの銅像で、両手は別鋳造のものを袖口に差し込み、体内は両肩から背面にかけて中型土が付着しており、頭頂部に鉄芯を抜いた跡があります。肉厚は薄くかなり手慣れた鋳物師によって鋳造されたことがわかります。火中して左側面に一部溶解した跡があり、数箇所の破損・欠損が見られますが、面相、体軀、衣文等全体の像容良く優れた仏像です。
- 指定番号:有第110号
- 指定年月日:平成5年3月23日
- 所在地:那須烏山市小木須
- 所有者・管理者:宝蔵寺
- 形状・寸法:像高48.5cm
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- 2022年12月2日
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