木造 伝阿弥陀三尊像
市指定有形 彫刻
いずれも欅材による一木造で、彫眼、内刳が施されています。本尊のみ坐像で両脇侍像仏は立像です。本尊と向かって左側の脇仏は、正面を柾目取りの材とし、右側は追柾材としています。本尊は、両肩より左右を別材としていますが、それでも身幅で43cmの柾材です。年輪も密で300年余り、直径1mにならんとする材からの彫出です。後補彩色のため表情が判然としませんが、同じ曲田地内の像と比べて像容が穏やかなことから12世紀後半の作と見られています。この期における欅材の柾目取りによる作例は類を見ず貴重なものです。
- 指定番号:有第10号
- 指定年月日:平成4年6月24日
- 所在地:那須烏山市曲田
- 所有者・管理者:個人(3戸共有)
- 像高:菩薩立像102cm、阿弥陀如来坐像83.4cm、菩薩立像99.5cm(写真左から)
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- 2022年11月4日
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