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企業の魅力発信事業　インタビュー

株式会社烏山城カントリークラブ（那須烏山市大桶2401）娯楽業

 

 

那須烏山市大桶の丘陵に雄大なゴルフコースを有する烏山城カントリークラブ。
今回は総支配人の斎藤一彦さんからゴルフ場の取り組みや事業にかける想いについてお話を伺いました。

本日はお忙しい中ありがとうございます。さっそく自己紹介をお願いします！

烏山城カントリークラブ総支配人の斎藤と申します。
出身は那須塩原市です。子どもの頃からスポーツが好きで、小学校は野球、中学校はテニスをしていました。

高校2年生の時に父の趣味でもあったゴルフの練習場に連れられていったのがゴルフとの出会いです。他の球技と違い、止まったボールを打つゴルフの奥深さを感じて虜になりました。

当時は大学進学も考えていましたが、周りの反対を押し切りプロゴルファーになる夢を持ってゴルフ場に就職しました。
その後2年程プロを目指しながら働きましたが、体が小さい私には難しいと感じて別の業種に転職をしました。
プロゴルファーの道は諦めることになりましたが、自分で選んだ道を進み、本気で打ち込む経験はとても貴重だったと思います。
その後もゴルフに携わる仕事がしたい想いは変わらず、縁あってゴルフ場にまた就職することになり、10年ほど前からここ烏山城カントリークラブで総支配人をしています。

 

夕方の真っ赤な夕焼けや満天の星空。時には雲海も見えるゴルフコースの美しい景色が大好きだそうです。

 

夢に向かって懸命に打ち込んだ経験は一生の財産になりますね。当時のお話ももっと伺いたいところですが、ここからは烏山城カントリークラブ様についての紹介をお願いします。

当ゴルフ場は多数のメジャートーナメント開催実績を持ち、真のゴルフの楽しさを提供する滞在型のリゾート施設です。

 

 

日本最高峰の女子オープンは過去に3回開催されており、全国に2,000コース程ある中で最多の開催実績を誇ります。コース難易度、大勢のギャラリー含む来場者を受け入れるキャパシティなど様々な条件が整ったゴルフ場であると言えます。

また、名だたるコース設計家である井上誠一氏が手掛けたコースが売りで、抜群の美しさが特徴です。一般のお客様にも「難しいけど美しいコース」と愛好されています。

142室を数える客室に飲食、温泉まで満喫しながら泊りがけでゴルフを楽しんでいたくための設備を有しています。

当ゴルフ場は県内外のお客様においで頂いています。年代は50代前後が最も多いですが、最近は若い女性のゴルフプレイヤーも増えてきていますね。

 

美しいコースに充実したサービスが顧客満足度を高めていることが分かりました。続いて経営理念についても教えて下さい。

先代オーナーから引き継いだ「和をもって尊しとなす」の精神に基づき、従業員全員で協調性を持って、良い結果を導き出すことを大切にしています。
周りの仲間の意見も尊重した上で仕事を進めるよう心掛けており、総支配人の私も自分の意見を押し通すのではなく、従業員の意見を聞くようにしています。

 

従業員全員で協調しながらより良いサービスを作り上げているんですね。次に現場で活躍されている従業員について教えてください。

従業員は90名程が在籍しています。長年働いているベテラン職員も多いですが、プロゴルファーを目指しながら働いている若者もいます。男性が6割、女性が4割といった構成です。
部署としては予約、受付、清算などを管理するフロント、予約営業課をはじめ、お客様がゴルフを楽しむためスムーズなプレー環境を提供するプレー管理課、お客様に一日気持ちの良いプレーをしていただくためにコース整備を行なうコース管理課や美味しいお食事やお飲物を提供する料飲・調理課など様々で、これらの関係部署が円滑に連携をとることにより、お客様に満足いただくサービスを提供することが出来ます。

 

気持ちよくプレーできるのは、たくさんの従業員さんの活躍あってのことなんですね。

そうですね。シーズン中は非常に忙しいのですが、その中でもスタッフが自主的に別の部署の応援に入ることがよくあり、助け合いながら仕事をしているのを見ると頼もしさを感じます。
また、月1回程度スタッフ主導でのゴルフ場周辺の清掃活動も行っており、日頃お世話になっている地域への恩返しとして熱心に取り組んでくれているのも嬉しく思っています。

 

従業員もゴルフ好きが多く、休みを合わせて他のゴルフ場にプレーしに行ったり、年に一度職員でのゴルフコンペも開催しているそうです。

 

烏山城カントリークラブ様が目指すビジョンについて教えてください。

従業員全員が「サービスを超えたホスピタリティ」を考え実践することにより、期待以上に満足いただけるサービス提供を心掛けていきたいと考えています。
そのためにも、何事にも前向きに捉え、積極的に物事に取り組める若者に一緒に働いてもらえたらと考えています。
地元出身の若い方が生まれ育った地域で仕事に就いて、お客様に那須烏山市の魅力を伝える形で地域に貢献していただく受け皿になれたら嬉しく思います。

これから社会に出る若者にメッセージをお願いします。

行ずれば 證其中にあり（ぎょうずればしょうそのうちにあり）。思い立ったらまず行動すること、そうすればその中から良い結果が生まれるという教えです。行動しなければ結果が返ってくることもありません。
これから社会に出る方は、是非積極的に行動して自分のやりたいことを身に付けるべきことを学び取って頂きたいです。
また、選択の良し悪しはその後の努力によって決まります。長い人生の様々な場面で岐路に立つことがあります。
選択が正しかったかどうかではなく、選んだ後に努力できたかどうかで良し悪しが決まると思います。是非やってみたいと思ったことに本気でチャレンジしてみてください。

 

今回はゴルフ場の玄関口であるフロント課で活躍する金子紫織さんからもお話を伺うことが出来ました。

自己紹介をお願いします。

フロントを担当している金子紫織と申します。
幼少期に神奈川県から那須烏山市に移住してきました。地元の高校を卒業後に烏山城カントリークラブに就職し、今年で勤続10年目となります。

那須烏山市は気さくな方が多く、人の温かさを感じられるところが好きと話してくださいました。

 

就職した動機やきっかけについて教えてください。

高校時代に陸上競技部に所属していた影響もあり、スポーツに関わる仕事をしたいと思っていました。
進路を決める際に恩師から、烏山城カントリークラブさんはどうかと提案を頂いたことがきっかけです。ゴルフは社交的な場としての特性も強いことから学びも多いと感じ、志望しました。

アルバイトの経験もない状態で就職したのですが、先輩方もお客さまも優しくしてくださり、少しずつ仕事を覚えていくことができました。
温かみのある環境の中で成長することができたので有難かったなと感じています。

お客様にプレーの感想などについて声をかけてもらえるのが嬉しいと語る金子さん

 

親切な上司や先輩に恵まれたんですね。

そうですね。従業員は明るい方が多いので、部署が違っても声掛けやコミュニケーションが多く、フレンドリーな職場だと思います。退勤後や休みが重なる際に同僚と食事に行くこともありますよ。

 

フロント業務として、どのようなお仕事をされているか教えてください。

お客様のチェックイン作業に始まり、スタート時間をお知らせするところから仕事が始まります。お客様のプランに応じて料金設定を行ったり、お帰りになるお客様の精算などを行っています。
なかには「ここに来ると落ち着くよ」「楽しかった。このゴルフクラブのメンバーで良かった」といって毎週のように来てくださるお客様もいます。お客様からのお褒めの言葉を頂くと、「この仕事をしていて良かった」と感じるし、誇りに思います。

 

最後に、これから社会に出ていく方へのメッセージをお願いします。

視野を狭めずにいろんなものを見てほしいな。と思います。
先日職場見学に来てくれた高校生に「他の会社も見学したの？」と聞いたら、「ここだけです」と話していて、勿体ないと思ったことがあります。最初に興味を持った会社以外もいろんなものを見てもらいたいし、栃木県の外にも視野を広げてほしいと思います。
いろんな人の価値観に触れて、いろんなものを見て、自分の成長につなげて頂けたらと思います。

 

取材訪問にあたって応対してくださった従業員の皆さんの接客は丁寧で温かみがあり、毎週のように利用するお客様がいるのも納得できる職場づくりがされていると感じました。

取材に快く応じてくださった斎藤総支配人、金子様、ありがとうございました！

 

今回取材を受け入れてくださった烏山城カントリークラブ様の詳細はこちら

http://www.karasuyamajo.com/

令和5年1月取材
文責NPO法人クロスアクション

• 2023年4月20日
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