那須烏山地域の大地は、中生代の海の地層、新生代中新世前期の陸の地層、中新世中期~後期の海の地層、更新世の陸の地層などから構成されています。これらの地層は様々な場所で観察することができます。異なる時代の異なる環境下で形成された地層が観察できるのです。なかでも、中新世中期~後期の海の地層は、海の始まりから海進・海退まで、一連の地層が市内各地で確認され、化石も豊富に含み、多くの研究者の研究対象となっています。
河川には、段丘や蛇行などの川(水)が作った地形がよく残り、丘陵部には湧き水も多く、谷津地形も発達しています。
これらの地形や地質を利用して、旧石器時代からこの地域に人が住み着き、各時代の様々な遺跡や史跡が残されています。自然を巧みに利用した産業、悠久の歴史の中で育まれ、伝承されてきた文化も残っています。
このような水が作ってきた大地の変遷の歴史を感じ取り、自然と人々のかかわりを学べる里山と里川の自然環境を背景としたジオパークの設立を目指します。
