文化

発掘調査

発掘調査は、なぜ必要なの?どうやって調べるの?と思う人も多いかと思います。そこで、発掘調査の必要性や方法について簡単にご説明いたします。

I.発掘調査は、どんなときに必要なの?

  1. 埋蔵文化財包蔵地(文化財が地中に埋まっていることがわかっている土地ほとんど等しい遺跡)が開発により現況の改変が行われるとき。遺跡の破壊を前提としているので、記録だけでも保存するために発掘調査が実施されます。また、破壊されなくても永久的に発掘調査が行われない可能性のあるもの(ダムに沈む土地等)についても発掘調査を実施します。
  2. 埋蔵文化財包蔵地の範囲や内容の確認をするとき。遺跡の保存活用のために実施されます。

II.発掘調査はどうやって調べるの?

発掘調査の方法はいくつかありますが一般的な例をあげてみます。

発掘調査手順

  1. 遺物(土器・石器など動産)や遺構(建物跡・溝跡など不動産)が確認されるところまで面的に掘削します。
  2. 見つかった遺構を掘ります。どんな埋まり方をしているか確認・記録するためにまずは半分を掘ります(半截という)。記録完了後は全部掘ります(完掘という)。その後は遺構の形を記録します。
  3. 遺跡で見つかったすべての遺構を調査し終えたら遺跡全体の写真撮影をします。
    脚立に乗ったり、ヘリコプター(有人・無人)やドローンを飛ばしたりさまざま方法で遺跡の記録を撮影します。
  4. 遺跡の記録を報告書にまとめます。

I-1 破壊のおよぶ範囲全てを調査する。
I-2 遺跡の一部を調査する。未調査箇所は将来、発掘調査や分析の技術が向上した際に再発掘を可能とするために残してあるのです。

まとめ

埋蔵文化財は、大変貴重な史料であり国民共有の財産です。稀に地表に顔を出している遺物や遺構等もあります。見かけたときは、まずは教育委員会事務局生涯学習課まで御一報いただけると幸いです。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは生涯学習課 文化財グループです。

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