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鈴木建設株式会社(企業の魅力発信事業 インタビュー動画・記事)

鈴木建設株式会社(那珂川町富山178)建設業

大正 9 年の創業時から、地域のインフラを支える企業として活躍を続ける鈴木建設株式会社
4 代目となる鈴木雅仁社長に会社の取り組みと地域への想いについてお話を伺いました。

 

鈴木社長の自己紹介をお願いします。

鈴木建設代表取締役の鈴木雅仁と申します。
生まれも育ちも那珂川で、大学進学を機に転出し、卒業後は他の会社に勤務していましたが、先代の父の病気をきっかけに那珂川町に戻ってきました。
その後会社の役員と掛け持ちで那珂川町会議員を 2 期務めた後、6 年ほど前に代表取締役に就任しました。

(1)鈴木建設

「父は那須烏山市出身なので、私は那珂川と那須烏山のハーフ」と笑って話してくださいました。

地域づくりの実践者としての顔も持つ鈴木社長ですが、那珂川町の好きなところを教えてください。

地元富山地区のイワウチワ群生地や美術館など、上げたら数えきれないくらい好きなところがあります。
多くの方に魅力を知ってもらうきっかけも作りたいので、地域振興のイベントを個人的に企画したりしています。そんな活動をしていると、地域のいいところがどんどん見えてきて、好きなところも増えていっちゃうんですよね。
何も魅力がないと決めつけてしまっている地元の人にこそ地域に目を向けて、良いところを再認識してほしいと思っています。

 

多方面で活躍する鈴木社長ですが、学生時代をどのように過ごされたのでしょうか?

実家が建設業をやっているので後継ぎになることは自覚していましたが、目標をしっかり持って突き進んでいるという感じではありませんでした。
そんな中でも地元の様々な方のお世話になってきたという想いは強く、若者の流出が止まらない現状を放っておけなかったし、若者の活躍の場を作りたいと当時から考えていました。

(2)鈴木建設

 

地域への熱い想いを胸に様々な活動をされてきたのが分かりました。
続いて会社についてのお話を伺います。鈴木社長から見て、鈴木建設はどのような会社でしょうか?

地元で生きて、地元の仕事をさせて頂く。ということを大切にする会社です。
「顧客のため、会社のため、社員のため、社会のため」という精神を持って事業を行っています。
三方良しというより四方良しといったところでしょうか。なんといってもお客様に喜んでほしいし、それが社会のためになって、ひいては社員の豊かさや喜びになれば、会社も永く発展していけるのかなと思っています。

(3)鈴木建設

事業内容としては建設業の中でも道路や堤防工事といった土木工事をメインにしつつ、家や公共施設等の建築も行っています。細かい事業を説明すると多岐にわたりますが、割合で言うと 8 割ほどが土木工事で残りが建築系というイメージを持っていただければと思います。

資格を持つほど出来る業務の幅が広がる業種なので、近年は従業員が取りたいという資格は会社として支援して取得を目指してもらうようにしています。
新人向け研修やメンタルヘルス研修といった、職業人としての資質向上に関する講座や勉強機会も適宜設けるようにしています。

(4)鈴木建設

 

仕事のやりがいについても教えてください。

地図に載る仕事をしているという面白さはあります。
私が子供の頃、祖父の車に乗せられて「あの建物も、俺の会社で作ったんだぞ」という話をよく聞かせてもらい、仕事を通して地域の発展に貢献しているんだな。ということを子どもながらに感じたのを覚えています。
自分が作ったものが地図に載ったり、皆さんに利用してもらえることの喜びはひとしおです。
インフラは整備されて便利になると有り難みは忘れられてしまいますが、私たちの仕事はそれでよいのだと思っています。気付かれない生活の利便性に寄与し、当たり前に人々の生活の傍に寄り添う存在です。
これはほかの業種ではなかなか味わえないので、魅力を感じてもらえたら嬉しいです。

 

当たり前のように利用しているインフラも、鈴木建設様をはじめとする多くの企業の努力あってこそだと再認識しました。
そんな鈴木建設様がこれから目指す社会像について教えてください。

仕事を通して自分の住む地域やその周辺が良くなっていく。交通インフラが整備される
ことで交流人口が増えて、気持ちよく訪れてくれるようになったら本当に良いなと思うし、その先に定住人口が増えていく一助となりたい。
そのために建設業者として道路にせよ林野にせよ整備されて人が生活しやすい土台を作っていきたいと思っています。

(5)鈴木建設

 

これから鈴木建設様が必要とするのはどのような人材でしょうか?

地元出身の若者が地元に就職できるというのを重要視しています。
若者が都会に憧れる時代がありましたが、生まれた地域に住んで、仕事を得ていくことが幸せなことというのを感じてくれる人を増やしたいと思っています。
企業としても、降雪や災害などの緊急性を持って対応しなければいけない事態に発展したときに、地域のことをよくわかっている人材が迅速に現場対応できるという体制を作る必要があります。
地元を愛する人材が入ってきてくれたら嬉しいですね。

 

地域に深く根差した会社だからこそ、地元の若者に目を向けてほしいというメッセージに共感しました。鈴木建設様で働きたいと思ったときに求められるスキルや経験はどんなものでしょうか?

建設業は資格がないと仕事が出来ない業種ですが、実務経験に応じて資格取得するものが大半なので、事前に特定の資格を取得しようとは考える必要はありません。
しかし、自分で目標に定めた成長機会に迷わず挑戦してほしいです。
目標に向けて真摯に取り組む姿勢こそが大切なので、学生のうちに身に付けておいてほしいと思います。
また、相手を敬う、親や先生などお世話になっている人に感謝するといった思考の習慣は人生において必要になるので、強く持っていてほしいと思います。

(6)鈴木建設

これから社会に出る若者へのメッセージをお願いします

自己実現のビジョンを社会に出る前から明確に持てる人はなかなかいないと思います。
しかし普段の生活の中にも、自分の将来を考えるきっかけは沢山転がっています。
自分がやりたいことを何となくでも見つけていく作業をしてもらいたいと思います。
この記事を読んでいる方の就職一つ取っても、いろんな方の応援や期待の上に成り立っています。
業界や企業のことを知る機会も多いと思うので、やれるところまでしっかりやってみよう。という気持ちで自身のキャリアと向き合ってほしいと思っています。

 

就職の話にとどまらず、地元を大切にしながら生きていくためのヒントを頂けるお話でした。
今回は先輩従業員の声として、従業員の佐藤慎吾様からもお話を頂くことが出来ました。

(7)鈴木建設

自己紹介をお願いします。

佐藤慎吾と申します。那珂川町の馬頭の出身です。
地元の高校卒業後に鈴木建設に就職して今年で 5 年目になります。
余暇は友人と出かけたり、高校の頃から野球をしていたので、地元の草野球チームで体を動かしたりしています。
子どもの頃はどちらかというと無気力な方でしたが、高校で尊敬できる恩師に出会ったのが自分を変えるきっかけになりました。
高校の野球部の監督だったのですが、
「野球が出来ているのは地域のお陰だ」
「周りから応援してもらえる選手になれ」
と説いてくれました。
その影響で学校の名前を背負って試合を戦っているという責任感とともに、地域への恩返しを意識するようになりました。
社会人になったら地域の方が毎日使う道や建物を創る仕事を通して恩返ししたいと考えるようになり、鈴木建設を志望しました。

(8)鈴木建設

今の自分があるのは先生のお陰だと語る佐藤様

素敵な恩師との出会いが人生のターニングポイントになっているのですね。続いて佐藤様の仕事内容について教えてください。

8 時前に現場に集合し、仕事に従事する体力勝負の仕事です。
体を使う仕事を苦と感じないタイプですし、完成したものを地域の皆さんが使ってくれることにやりがいを感じます。上司や先輩から仕事を評価してもらえた時は自分の成長を感じられてとても嬉しいです。
一方で私は漢字が苦手で恥ずかしい想いをすることがあるので、もっと学生のうちに勉強しておけばよかったと思っています。

 

就職してみて、会社の雰囲気についてどう感じていますか?

よくコミュニケーションを良く取る現場なのでやりやすいです。現在私が一番若手なので、上司先輩はよくいじってくれたりします。
仕事でミスした時も周りが助けてくれて、思いやりのある方に囲まれて仕事をしていると感じます。

 

若者に向けてメッセージをお願いします。

社会は厳しい部分はあります。学校の先生ほど優しくないし、自分から学ぼうとしないと必要なことを教えてもらえないこともあります。
とはいえ礼儀作法などを身に付けておけば、あとは就職してからのやる気次第だと思うので、これから社会人になる方には頑張ってほしいと思います。

 

仕事を通して地域社会に貢献する熱い想いをお二人から伺うことが出来ました。
お忙しい中でお話を聞かせて頂きありがとうございました。

 

今回取材を受け入れてくださった鈴木建設株式会社様の詳細はこちら

URLhttps://suzuki-const.co.jp/

令和3年12月取材

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは商工観光課 商工振興グループです。

烏山庁舎1階 〒321-0692 栃木県那須烏山市中央1-1-1

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