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株式会社荒川建設(企業の魅力発信事業 インタビュー動画・記事)

株式会社荒川建設(那須烏山市田野倉192-1)建設業

那須烏山市の土木・公共施設から一般居宅まで生活に必要な様々なインフラに関わる株式会社荒川建設。地元では “アラケンさん”と呼ばれ親しまれています。今回は代表取締役社長の中山靖之さんから情熱的で真っ直ぐなメッセージをいただきました。

(1)ARAKEN

 

中山社長の略歴を教えてください。

那須烏山市で生まれ育ち、地元の中学校を出たのちは宇都宮市の高校・大学に進学しました。
ゆくゆくはこの会社を後継するという意識があったので、大学卒業後は建設会社で2年半ほど勤務。
26歳の時に別の仕事のお誘いを頂き、東京の会社で40歳まで働いてから栃木に戻り、後継ぎとして荒川建設に就職しました。

 

跡を継ぐ前に別の会社でも活躍されていたのですね。ところで10代の頃はどのような若者でしたか?

とにかく地元から出たいという想いが強かったですね。宇都宮市の高校に進学した時も宇都宮市に住みたいと考えたくらいでした。
長男だったこともあり、跡を継ぐために最終的には那須烏山市に戻ってくるのだろうという意識はありました。だからこそ若いころは、広い世界に出ていろんなものを見てみたいという気持ちが強かったのでしょうね。

 

那須烏山市に戻る前に様々な経験して荒川建設に入られたわけですが、荒川建設に対してどのような印象を持っていますか?

父である会長(先代社長)の影響かと思いますが、真面目なところとフランクなところが絶妙にブレンドされた企業ですね。
堅苦しく仕事をして結果が出ないより、結果をしっかり出していけばそのほかの部分はある程度自由にやっていいという風土が出来上がっています。
他の会社と毛色が違う部分があるので、他の会社を経験した社員からは社風に驚いたとよく言われますね。ですがこの社風が馴染むと社員は非常に面白がって仕事に臨んでくれます。

(2)ARAKEN

 

相反するはずの特徴が同居していることが会社の魅力につながっているのですね。
それでは荒川建設さんが具体的にどのような事業に取り組んでいるか教えてください。

総合建設業といって、土木と建築が柱ですね。土木事業は道路や堤防といった皆さんの身の回りのインフラ整備。建築は民間の工場や店舗から公共施設まで携わっています。那須烏山市の武道館なども我々が施工したものです。
わが社は民間からの受注8割、2割が公共といったところですが、公共工事のSAランクを土木と建築両方で取得しているのは市内では我々だけです。県内で見ても20社程度しかないと思います。


最近では地域経済の中心的な担い手として経済産業省が選ぶ「地域未来牽引企業」に選定されています。
地域のインフラを守るというのが土木・建築業に携わる者の使命ですから、有事の際など迅速に対応できるよう社員一同常に心がけています。

荒川建設 施工

施工した那須烏山市武道館

 

(3)ARAKEN

事務所の壁には過去に施工した建築写真が所狭しと並んでいます。

 

地域未来牽引企業選定のニュースは、読み手の中にも耳にした方が多くいることと思います。
個性的な企業風土のお話も聞かせていただいたところですが、働いているスタッフさんのお話を聞かせてください。

役員まで含めると45名の会社です。現場が多いので、うち女性は3名と男性の割合が多いです。年代は40代が比較的多いと思います。
私が所属した会社は荒川建設が3社目になりますが、一番雰囲気が良いですね。自分の現場が終わると別の現場に自然と応援に入って活き活きと仕事しているのをよく目にします。
その様子に入社直後は驚かされました。きつい仕事のあとでも社長の私に冗談も飛ばすし、そんな社員のスタンスが経営者の立場から見てもとてもありがたいです。

 

企業ホームページから閲覧できるスタッフブログを見ていても、スタッフさんが活き活きしているのが感じられますね。
ブログの中では社会貢献活動の様子も紹介されていますね。

愛ロードという美化活動を行っています。こちらは業務時間外の取り組みにもかかわらず社員は熱心に取り組んでくれていますし、地域からの評判も良いですね。
そのほか寄付などの呼びかけにも積極的に応じていますし、地域の取り組みは全面的に応援するようにしています。

 

そんな荒川建設さんが今後も地域をリードする企業として一層発展していくために、どんな人材を求めているか教えてください。

やる気さえあれば、性別年齢問わず受け入れるつもりです。現在活躍する社員も、資格などは就職してからとっているケースが多いし、経歴は全く関係ないと思っています。

次世代に業界を知ってもらうための取り組みとしては、小学生の総合学習の一環で建設業の体験学習を実施しているほか、社員が地元の高校で説明会を実施したり、インターンやキャリア教育プログラム受け入れも行ったりしています。もちろん高校生向けに求人も出させていただいていますよ。

 

若者へのメッセージをお願いします。

内定が決まった若者にも必ず言っていますが、とにかく「遊んで来い!」と伝えたいです。

社会人になっても数日かけて遊ぶことは出来ますが、時間をかけて徹底的に好きなように時間を過ごすことが出来なくなります。仕事のやり方を覚えるのは会社に入ってからでいいのだから、悔いのないように全力で遊んで来てほしいです。
そうは言いつつ、学校と会社の違いを理解してほしいとも思っています。社会人になると自分の労働力を提供して対価をもらう立場になりますので。その感覚を実感したい人は是非当社で学んでほしいと伝えたいですね。同じ方向を向いている人であれば、どなたでも受け入れます。

また、今日の取材はあえて写真 NG でお願いしています。記事を読んで興味を持ってくれた方は採用面接で直接私に会いに来てください。お待ちしています。

 

迷いのない力強いお話しぶりに圧倒されるようでした。貴重なお時間をありがとうございました。

 

今回のインタビューでは、中山社長のほかに営業部の二瓶卓郎さんからもお話を伺うことが出来ました。

(4)ARAKEN

 

略歴を聞かせてください。

栃木県足利市出身で現在37歳になります。宇都宮市の高校を出たのちは東京へ進学し、大学4年から空手のナショナルチームに10年所属し、国際大会での入賞経験もあります。
5年ほど前に空手関係者から荒川建設を勧められ、中途で入社して現在に至ります。
現在も休みの日は空手の指導やセミナー依頼を請けて全国を飛び回るような活動をしています。

 

空手の選手としてインターネットの情報サイトなどでも活躍を知ることができる二瓶さんですが、空手を始めたのはいつからですか?

5歳の時からです。泣き虫だったから始めました。高校以降は部活動として本格的に空手に取り組むことになり、体育会系で上下関係にも厳しく、体力的にもハードな毎日を過ごしていました。空手を通して心身ともにかなり鍛えられたと思います。

 

今の雰囲気からは泣き虫だった幼少時代の想像がつかないですね。二瓶さんは中途で入社されたとのことでしたが、会社の最初の印象はいかがでしたか?

紹介を受けて中山社長と初めて会ったときからフランクな方だな。と強く感じました。社長も取材の中で触れていましたが、真面目なところとフランクなところが混在する社風そのままの方という印象です。社長に会ったことで荒川建設に対してとても好印象を抱きましたね。
一般的な企業では経営者と従業員の距離感は一定程度あるものですが、中山社長と従業員は冗談を交わし合い、プライベートの相談も自然と話せる関係がしっかり出来ています。裏表もない組織なので、入る前と後で印象は変わらないです。

(5)ARAKEN

終始気さくな雰囲気で取材に応じてくださいました

 

従業員同士の関係はいかがですか?

従業員間の距離も非常に近いなと感じますね。部署が違ってもフランクに何でも相談できる雰囲気があります。根っこには仕事への真面目な姿勢がありながら、それぞれの個性を認め合いながら従業員間の関係作りがしっかりと出来ている印象を持っています。

 

二瓶さんがどのようなお仕事をされているか教えてください。

8時出勤なので、少し前に出社して庭やオフィスの掃除をしています。そのあと営業部のミーティングでお客様や仕事の状況などを共有し、9時頃から営業周りをしています。
官公庁の情報収集や契約に関わる準備、あいさつ回りや賃貸業務にかかる入居者様の管理に関する仕事など様々なことを行い、16時頃に事務所で書類をまとめ、17時半ごろに退社することが多いです。

 

お仕事をする上でのやりがいを教えてください。

地図に残るということです。道路にしても建物にしても永く記録に残っていくものなので、それを作る工程に携われるのは面白いなと感じています。この感覚をダイレクトに感じられる職種は他にはないのではないでしょうか。
また、仕事柄多種多様な業界の方と会って話をさせて頂く機会も多く、幅広い分野の方と付き合っていけることも自己成長に繋がっています。

 

二瓶さんは学生向け説明会なども担当されているとのことですが、学生を見ていて感じることはありますか?

直接的なコミュニケーションをとる機会は少ないですが、見切りをつけるのが早い気はします。もう少し踏ん張って取り組めば成長できるなって思うことはあります。壁にぶつかるのはどの業種でも一緒なので、どう切り抜けていくか工夫を凝らすのも社会人の面白さだと思うので頑張ってほしいですね。

(6)ARAKEN

 

最後にこれから社会人になる学生へのメッセージをお願いします。

学生時代は家庭や学校の保護下にあるし、指示に従ってやることをやればいい。しかし社会では楽しいこともあれば苦しいこともあると思います。
描いていたイメージとのギャップでモチベーションが維持できなくなってしまうこともあると思いますが、社会人がそう甘くないことも事実です。そこで悩むのは当たり前なので、自分の成長を見据えて困難を乗り越えてもらえたらと思います。

 

お忙しい中我々の取材に応じてくださり、終始フランクな姿勢で楽しい話を聞かせてくださいました。
これからキャリアを考える若い世代に対しても、厳しくも優しいメッセージを頂き、次の世代の若者への期待も感じることが出来ました。

 

今回取材に応じてくださった株式会社荒川建設の詳細はこちら

URL:https://www.araken.net/

令和2年12月取材

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