市指定有形 工芸品
一柄は、烏山城主大久保常春奉納の軍扇で、長さ37cm、広さ57cm、親骨ともに12本あります。黒漆を塗り、紙を何枚も重ねてはり、表は日の丸の金色、裏朱色、要に赤色のさげ緒があります。箱書に「享保十二丁未歳八月吉辰佐渡守藤原常春」とあります。軍扇の紋章は、常春の前室の出である江戸幕府の側用人牧野伊予守忠英の六柏の紋章を用いたと推測されます。作者は、市口出雲守藤原宗元とあります。他の軍扇は、常春の奉納品と同じ構造で、桐の箱書に「軍扇 佐度守従五位下大久保氏藤原朝臣忠美 嘉永三庚戌年正月吉辰」とあります。紋章は大久保家の上り藤に剣大の紋です。
- 指定番号:第17号
- 指定年月日:昭和37年3月8日
- 所在地:那須烏山市宮原
- 所有者・管理者:宮原八幡宮

