県指定有形 工芸品
本体は対角線で四面に分割でき、対の形で天女と迦陵頻伽を浮出し、毛彫・蹴彫等を併用して精巧に仕上げられています。蕨手には透彫の小旗が下がり、瓔珞が付いています。天蓋には、「真鍮製 那須遠江守資弥 延宝九年九月寄進」との陰刻があります。那須氏が烏山城主として復帰したのは、同年(1681)2月25日ですから、入封直後に作られたものと考えられます。天蓋の形態・意匠等は、日光輪王寺のものと近似していて、対の天女・迦陵頻伽の絵図はほぼ同一のものと思われます。これは、那須衆として日光山の造営に係わったことが関連していると考えられます。
- 指定番号:有第260号
- 指定年月日:昭和45年7月3日
- 所在地:那須烏山市滝
- 所有者・管理者:太平寺/宝蔵寺(宇都宮市)
- 形状・寸法:縦横ともに71cm、高さ37cm
