市指定 有形民俗
一字一石経に書写されている経文は、判読・照合したところ、妙法蓮華経、陀羅尼品、第26品です。これは、径1寸(約3cm)内外の川原石1個に経文1文字を書写しているためこの名がつけられました。烏山城主大久保忠胤の子である忠定は、跡目相続のことで内紛を起こし非業の死をとげ、遺体は妙光寺に埋葬されました。後の城主忠成が忠定の死を悼み、文政7年(1824)10月21日を期して慰霊・追善供養のため法要を妙光寺において営みました。この一字一石経は、その法要の際に埋納されたと考えられます。昭和15年(1940)、境内整備の折り発見されました。一字一石経は市内では福岡地内にもありますが、来歴を推定できる例は極めて珍しいものです。
- 指定番号:第77号
- 指定年月日:昭和56年3月30日
- 所在地:那須烏山市南
- 所有者・管理者:妙光寺
