烏山城跡(国指定史跡)
烏山城は、町の中心より北西に位置する八高山(206m)に築かれた山城で、山の形が牛の寝ている姿に似ていることから、別名「臥牛城」とも呼ばれています。
古記録等によると、澤村五郎資重が兄の那須資之と不仲になり、本拠の城を追われ稲積城に移り、応永25年(1418)に現在の地に城を築き新たな拠点としたのが始まりとされています。
城域は、東西約370m、南北約510m、面積約46haに及ぶ広大なもので、五城三郭とよばれる主要部分からなり、防御施設として空堀・堅堀・堀切り・土塁等が設けられ、本丸周辺には石垣も築かれています。
現在、城跡は杉林に覆われていますが、空掘・土塁・石垣などの各遺構が良好な状態で既存し、また、八雲神社北側から毘沙門山・城山に至る遊歩道が整備されています。
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城郭用語解説
No. |
用語 |
説 明 |
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1 |
山城 |
地形を利用して、独立した山や丘陵などに築かれた城郭のこと。 |
2 |
曲輪 |
堀や石垣などに守られた、城郭や館の内部の一区画。郭ともいう。 |
3 |
土塁 |
曲輪の周囲などに土を盛り上げ、敵の攻撃から城を防御するもの。 |
4 |
空堀 |
水のない堀のこと。中世城郭では一般的に空堀を使用した。 |
5 |
矢狭間 |
堀や建物の外壁などに設けられた、矢や鉄砲を発射するための小窓のこと。 |
6 |
横矢掛 |
城壁や土塁を屈折させ、二方向以上から敵へ射撃ができるようにした城の構造のこと。また、その攻撃のこと。 |
7 |
桝形 |
城の出入口の防御施設のこと。多くの場合、城門を二重に設け、その間を石垣や土塁などで囲んだ広い空間を指す。 |
8 |
櫓門 |
門の上に建物がある城門のこと。二階門、楼門とも呼ばれる。 |
9 |
普請 |
城郭の築城や復旧のために行われる土木工事のこと。 |
10 |
御殿 |
城主の邸宅のこと。中世では城外に作ることが多かったが、戦国期になると危険ために城内に建造するようになった。 |
11 |
礎石 |
建物を建てる際、柱などを置くために地面に固定された大型の石。主に瓦葺きなどの重量がある建物を作る場面に用いられる。 |
問い合わせ先
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- 2023年3月10日
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