市指定有形 歴史資料
徳川幕府は、「キリスト教の信仰は国境、身分を超えた横の結びつきを強め、その思想は幕府の支配機構を破壊する」との見解から、慶長18年(1613)に禁止令を出し、全国津々浦々の支配地に制札を立て、厳しい取り締まりで信者の根絶をはかりました。明治6年(1873)信教の自由の布達が出され、「切支丹禁制」制札はようやく高札場から引き下ろされました。この制札には天和2年(1682)5月の日付がありますが、制札は城主が代わる度に新しく書き替えられました。最後に記されている「佐渡」は、烏山城主大久保氏です。内容は、キリスト教信者を密告した者に対する褒美、これを隠した者に対する罰について述べられています。この種の制札は、県内でも残存数は極めて少数であり、この制札は保存状態も良く大変貴重なものです。
- 指定番号:第52号(1)
- 指定年月日:昭和45年3月13日
- 所在地:那須烏山市大桶
- 所有者・管理者:個人
- 形状・寸法:最大縦39cm、横115.3cm、厚さ2.8cm
