楽しむ移住者!自然派テレワーカー 橋本佳子さん
森づくり 五感で楽しむ テレワーカー!
-都会との関係性を残しつつ、里山づくりに奮闘中-
橋本 佳子さん
■プロフィール
熊本県出身、東京都からIターン。
テレワークの傍ら、福岡地内「フォレストパークおいらの森」にて森林施業に取り組む。
熊本県出身、東京都に長らくお住まいで…なぜ、名もなき(笑)那須烏山市へ!?
熊本県で高校まで過ごし、大学から東京生活。東京での暮らしも長くなり、そろそろ変化が欲しくなってきて…「外国にでも移住しようか」って思ったのが5、6年前。
以前から仕事で東南アジアと縁があって、自然が大好きな私は、実際に現地視察に行ったり、本気で考えていました。
ただ、子どもが小さく、風邪を引いたりいろいろと手がかかって、なかなか踏み出せずにいたんです。
そんな中、ひょんなことから、SNSで那須烏山市の方と知り合って、投稿される里山風景に親近感を感じて、那須烏山市に遊びに来たところ・・・東京から新幹線で2時間と近く、
何より自然との触れ合いが楽しい!
知人の試みる「里山環境を復活させる森づくり」に興味を持ち、何度か足を運ぶ中で、
森づくりをとおしてこの地の魅力を広く発信したい!って思うようになったんです。
子どもも大きくなり、丈夫になってきたため、小学校に入学する前の動きやすい時期に、と思い、那須烏山市への移住を決意しました。
「移住する!那須烏山市に」って両親に報告したら、早速地図を持ち出して「どこだいどこだい」って探してました(笑)
➣変化を求める「気持ち」、お子様の「成長」、SNSでの「ご縁」、全てグッドタイミングでした!
知る人ぞ知る(笑)那須烏山市をお選び頂き感謝!
飛び込んで始めてみた森づくり。どうでしたか?
まず、生い茂る篠の刈り取り、抜根から始めていきました。
徐々に通気性が良くなり、人が程よく施した元来の里山風景が戻ってきました。
適度に日が差し込む広葉樹林は、自然を楽しむ、なんてありきたりな表現が贅沢にもあふれている。
タンポポが咲き誇り、萌黄色の山に薫風吹き抜ける気持ちよさ!
季節の移ろいが目前に迫ってくる豊かさ!
ゆくゆくは、この豊かな里山を地域内外の多くの方に体験してもらうフィールドとして展開していきたい。
そのための準備にいま、大忙しです。
移住直後はすこし不安でした。突然「森づくり」を始めるなんて、地域の方たちに受け入れてもらえるか分からなかったので。
自治会長に挨拶に行くのも緊張しました。「勝手に山いじって余計な事して!」なんて言われたら、どうしよう…って思ってました。
ハラハラドキドキの自治会長挨拶。『ガンバレ、いいように応援すっから!』とあたたかい声援を頂いて(笑)
その後、重機を貸してくれたり、森づくりを手伝ってくれたり。
地域ぐるみで付き合って応援してくれる。一方で、過度な干渉はしない。程よい距離感、程よいお節介。
移住先として、那須烏山市の認知度はまだまだだろうけど、この「程よい」地域との関係性、人の善さは、他に勝る最大の魅力ではないでしょうか。
➣そんなに褒められたら照れてしまいますね!照れ隠しに(笑)↓↓
移住して感じたデメリット!お聞かせ願えますか?
虫!多いですね(笑)特にカメムシが!冬になると家に侵入してきて、洗濯物、カーテンに…
でも、カマドウマを初めて見たときは感動しました!こんな面白い形の虫がいるんだって(笑)
元来自然が大好きなので、カブトムシなど子どもが喜ぶ虫も多くて、生態系の豊かさは逆にメリットととらえて楽しんでいますよ。
あと、やはり田舎なので、食料品の品ぞろえなどは東京と比較すると物足りないです。
特に、パンが大好きで、東京はたくさんパン屋さんがあって。
仕事帰りに「明日の朝はパン♪」なんて寄って帰りました。出来なくなって残念…
また、コーヒーも。東京って喫茶店文化が進んでいて、それこそ日常生活、ビズタイムに「コーヒーブレイク」が浸透しているんです。デメリットを打開したく、買ってしまいました「ホームベーカリー」。
来客とのランチは外でホットサンドでおもてなし、コーヒーは自家焙煎で楽しんでいますよ!
➣デメリットも、視点を変えれば「楽しみとなり得る!」学ばされます。
そんな前向きな姿勢は「豊かな田舎暮らし」を実現するうえで大切なことだと思います。
さて、森づくりに取り組む橋本さん。ご職業は森の女将…!?
実は、森づくりに取り組みつつ、東京でやっていた仕事をオンラインで続けています。
コロナ禍もあって、テレワークやリモートでの働き方が浸透してきています。
テレワークの仕事は、メール、電話のほか、ZOOM(オンライン会議サービス)で事足り、全く不便がありません。もちろん、出社する必要もありません!
振り返ると、全て時代のおかげなんだな、って思います。
以前なら、那須烏山市への移住は難しかったと思います。
あきらめざるを得なかったこれまでの「仕事」のこと。これまでの「縁」のこと。
コロナ禍の新生活様式が、全ての『これまで』を維持しながら楽しむ田舎暮らしを可能にしてくれたと思います。
東京にいる友達とも、頻繁にオンライン飲み会(笑)します!東京にいたころと比べて、友人との距離感は・・・変わりませんね(笑)
那須烏山市に引っ越ししてから、森づくりとテレワークの「二足のわらじ」を履くことになったんですが、逆に時間にはゆとりができるようになりました。
そんなときは、娘を連れて散歩をしたり、南那須図書館へ行ったりします。
田舎の図書館ながら本が吟味されていて、娘の絵本のほか、レシピ本を借りて、料理をよく作るようになりました。
那須烏山市に住み始めて、時間のゆとりから心に余裕が生まれ、季節の移ろいを感度高く楽しめるようになりました。
かけがえのない喜びですね。
➣今、話題のテレワーク移住。これまでの職を維持しつつ移住したい方が沢山いると思います↓↓
最後に、移住を考えている皆さんへメッセージ。よろしくお願いします。
すべてが「程よい」自然環境豊かなまち。すぐに受け入れてもらえますよ。
コロナ禍の今だからこそ、転職なく、都会との関係性を維持したまま移住してみてはいかがでしょうか。
ぜひ、一度那須烏山市に遊びに来てみてください。「フォレストパークおいらの森」でお待ちしています!


インタビュアーからひとこと
移住者だからこそ気づく、那須烏山市の豊かな自然環境に魅了され、森づくりに励む橋本さん。快くインタビューを引き受けてくださり、森の中も案内してくれました。
林間から望む丘陵と谷津田の風景が印象的で、心地よいひと時を過ごすことができました。
今後の進展が実に楽しみ!また、インタビューに伺ってみたいと思います。
この度はありがとうございました!
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせはまちづくり課 定住推進グループです。
烏山庁舎1階 〒321-0692 栃木県那須烏山市中央1-1-1
電話番号:0287-83-1151 ファクス番号:0287-83-1142
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- 2021年6月1日
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