市政情報

11月20日開催 野上地区市政懇談会

11月20日(水曜日)に野上地区自治会で市政懇談会が開催されました。そこで意見交換された主な内容を紹介します。

※市政懇談会(地域版)は皆さんのご意見をいただく広聴事業の一環として実施しているものです。市長及び市の執行部が出席し、市政に関するご質問やご意見にお答えします。主催は、単独あるいは複数の行政区、自治会または任意の団体等です。

開催日時

令和6年11月20日(水曜日)午後6時30分~ 烏山南公民館

  • 自治会出席者 自治会長等18名
  • 市出席者 市長他13名

意見交換内容(要約)

1.道路整備計画等に係る意見・要望

ご意見 回答
国道294号線の工事期間が延びているようだが、工期はいつまでか?道路工事の騒音や振動が酷く静かな生活を送れず、脅かされ困っている。生活に支障をきたし迷惑極まりない状況である。

烏山土木事務所において野上地区の約600メートル区間の道路整備事業を実施しているが、事業スケジュールを確認したところ、当初の計画よりも遅れている。令和8年度の完成を目指して進めているとの回答だった。工事に際しては大変ご迷惑をお掛けしているところだが、今回いただいた早期完成の要望について、市としても要望していくのでご理解願いたい。

国道294号線の自転車走行について。歩道や車道を走行している自転車のスピードが速く危険である。トラック等は道幅が狭いこともあり追い抜くのも困難と思われる。自転車専用レーンをつくってほしい。街中には自転車専用レーンがあるのに野上第四ガードから南下すると野上地区にはない。危険な坂道やカーブのある国道に自転車専用レーンが無いのはなぜか。

自転車専用レーンの未設置については、幅員の状況などにより未設置であると思われる。烏山土木事務所に要望していくので、ご理解願いたい。

野上下地区の共同墓地周辺の市道について。国道294号の道路工事に伴い、現在の南に下る道路が階段になるため、車両通行が不可となり、別に取り付け道路が新設されると聞いている。駐車スペースを確保していただき、安全にお墓参りができるよう整備をお願いしたい。

道路整備事業の関連工事として、烏山土木事務所で実施している。烏山土木事務所に要望していくので、ご理解願いたい。

市道改良工事について。月次から大金台に行く途中の道路拡張工事が、数年前から中断していて大変危険。早く拡張工事を完了してほしい。

地権者が不在なところが多く、交渉もできず進んでいない。未整備区間の安全確保が図れるよう対策は講じていきたい。

新設の「認定こども園」へのアクセス道路が狭いと感じるが、交通に支障をきたさないのか。

認定こども園のアクセス道路については、財源として社会資本整備交付金を活用して道路工事に着手している。早期に完成できるよう調整している。

2.環境整備計画、環境問題等に係る意見・要望

ご意見 回答
ゴミ集積所が世帯数に対して狭いため、あふれてしまうことがある。もう少し大きめの集積所にして貰いたい。

ごみステーションの維持管理について協力していただき有難い。ごみステーションの基準は「那須烏山市美しく住みよい環境づくりに関する条例及び同条例施行規則」により定められている。新規の一般住宅のごみステーションの設置は、原則として15世帯以上で設置申請していただき、維持管理は行政区となっている。また、ごみステーションの工作物を整備する際には補助制度がある。ごみステーション1か所につき、整備費用の2分の1以内に相当する額で5万円を限度としている。状況により場所の移設もできるので、まちづくり課環境グループに相談いただければと思う。

農家戸数の減少で、遊休荒廃農地が目に付くようになった。大通りに面した場所などは有効な利用ができないか。例えば市民農園として整備するとか? 農地の管理は原則、農地所有者である。農業従事者の高齢化や後継者不足で離農してしまい耕作放棄地が増えているのは事実であり、農地の管理が行き届かなくなっている。昨年度の調査では市内で約303ヘクタールが耕作放棄地となっている。対策として農業委員会で農地巡回パトロールや市内の農地の利用状況の把握等をしている。農業公社や農業生産法人、集落営農組合等で農地の集約化等耕作放棄地の有効活用を図っているところだが、まだまだできていない。国や県の補助金を活用しているが、元の優良農地に戻すことは難しい。また国の補助事業で「多面的機能支払交付金事業」や「中山間地域直接支払事業」を活用して農地や畦畔、農道の草刈り、草花の植栽、生き物の保護等地域で組織した保全会に費用を補助することもできるので、活用していただくのも一つと思っている。提案の市民農園は、藤田で市民農園をやっていたが、利用者が減少して、大和久福祉会に払い下げている状況である。市民農園をつくっても運用が難しいところもある。現行では、市民農園整備促進法や特定農地貸付法によって色々な要件が必要だが、引き続きそういったものができるか検討していきたい。
山林や河川等に不法放棄が絶えない。これらの根絶を願うものである。環境美化に努めていただきたい。

ごみの不法投棄は、法律で固く禁じられており、取り締まり等もあるが実際に減ることはないのかと思う。対策として監視員による巡回パトロールや啓発用看板を立てるなどしている。ごみの他に土砂の不法投棄もあったため、市だけでなく県や警察も巡回してもらっているので、前よりは良くなっていると思う。皆さんが気付いたときに連絡していただけると、巡回もできると思うので通報等していただけると有難い。

道路美化運動の実施時期について、11月は雑草が枯れてほとんどない。7、8月の実施は熱中症の心配などあるかもしれないが、朝の早い時間でできるのでは。一番雑草の背が高く道路の見通しが悪くなるこの時期に実施するのが良いのではと思う。

実施時期については、市から実施時期を決めてお願いすることはない。各自治会で実施時期を決めて実施していただいていると思われるので各自治会で臨機応変にご対応いただければ有難い。

ファミリーマートから東へ300メートル行った道路の両側、特に歩道のある北側は歩道が半分以上雑草で覆われており、高齢者から苦情が出ている。早期の対応を望む。

国道294号線と山あげ通りの交差点(JR烏山線ガード下)の雑草が生い茂っており、交通の妨げとなっている。また、その道路を挟んだ真向い側の歩道も雑草で半分近く生い茂っていた。

ガードレールのわきや路側帯の白線が明確に確認できるよう草刈りをお願いしたい。

今年は特に暑く、雑草の伸びが早かったため草刈りが間に合わなかった。業者等に依頼して草刈りなどを実施しているが追いついていなかった。できるだけ対応したいが、皆さんのご協力もいただけると有難い。
舟戸から宮原に抜ける農免道路に街路灯を設置して貰いたい。那須烏山市には公園や運動施設の整備が十分とは言えず、自らジョギングや散歩等ができるところを探し利用している。この道路は川沿いであり、水田地帯でロケーションも良く、比較的交通量も少ないことから利用しやすい。ただ農免道路ということから、歩道や街路灯もなく安全面では心配なところであるため、せめて街路灯だけでも設置していただきたい。 昨年の懇談会でも要望があったが、「栃木県道路照明施設設置方針」があり、交通量等を考慮のうえ設置の判断を行っている。該当箇所は比較的交通量が少ないとの判断になっている。方針による連続照明の設置基準は1日25,000台以上であるため難しいのかと思っている。
空き家、空き地から伸びてくる篠、竹、雑草について。他人の家の篠や雑草に浸食され困っている。切ってほしいとお願いしても返事だけでやってくれない。「困りごと相談室」をつくっていただき、近隣トラブルにならないよう、間に入って空き地の所有者に伝えてほしい。 現段階では都市建設課の住宅グループで空き家対策を担当している。ご相談いただきたい。「困りごと相談室」はないが、住宅関連は都市建設課で相談を受け付けている。
ゴミの分け方・出し方の根拠について。なぜ分別が必要か根拠を明確に「ゴミの分別・出し方の手引書」に記載したり市のホームページに掲載したりすると良いと思う。出す側は、なぜそこまで手間をかけなければいけないのか、パッカー車内や処理場で混ざってしまうのではないかという疑問がある。 ある程度はホームページに掲載している。ごみ処理場の集積場で混ざることはない。皆さんの手間はかかるが、集積場での分別処理が早くできるので協力をお願いしたい。また、ごみアプリも活用していただきたい。

3.住宅(含む空き家)問題に係る意見・要望

ご意見 回答
空き家等対策計画の資料で、市住宅総数10,830戸に対し、空き家件数が1,840戸17%、全国空き家率13%よりはるかに多く、本市では早いペースで増加している。10~20年間放置されている特定空き家等の行政対策、そして具体的な取り組みと実績を知りたい。 空き家バンク制度があり、登録していただければ買いたい人に紹介することはできる。また所有者が特定できれば適正管理のお願いをすることもできる。都市建設課に相談いただきたい。
バリアフリー化のリフォーム、耐震強化への助成金増額を望む。

現在、増額の予定はないが、下記の補助制度があるのでお問い合わせいただきたい。
・住宅のリフォーム工事 補助率10分の1 補助上限10万円(まちづくり課)
・旧耐震基準で建てられた木造住宅の改修・建替 補助率5分の4 補助上限100万円(国の制度)(都市建設課)
・介護認定を受けている方の介護保険のサービスで手すりやスロープの設置 20万円までの工事であれば1割~3割の自己負担(健康福祉課)

4.防災計画等に係る意見・要望

ご意見 内容
地震や風水害等の災害があった際に市役所は機能するのか?現在の市役所は老朽化が進み、雨漏りもあり危険と聞いている。万が一の時、災害対策本部はどこに設置するのか?その場所は安全か?市役所が使えなくなってしまうと罹災証明の発行もできなくなるのでは?職員の安全確保も十分か?パソコン本体や各データなど安全確保はどうなっているか。

南那須庁舎も烏山庁舎も耐震基準を満たしていない。現段階では両庁舎が使えなくなった場合は、保健福祉センターに災害対策本部を設置することで対応している。パソコン等のデータについては、データのバックアップを行っているので、一方の庁舎が被災した場合もデータの完全消失を防ぐための対策をしている。

避難所でのプライバシーの確保を願う。

プライバシーの確保は一番難しいと思っている。段ボール等で軽量化したパーテーションを使用することや公民館を区切って使用することも考えている。また、冷暖房の問題もある。対応については検討したいと思う。

年1回程度の備品を活用しての防災訓練の実施を願う。

野上地区で防災訓練をやっていただき非常に有難い。地域の意識向上が、いざという時の防災行動に繋がることを知っていただいていることに改めて感謝する。自主防災組織をつくると市が防災倉庫や資機材、備品も配置できる。それには年に1回の防災訓練をやっていただくのが条件になってくると思うので、よろしくお願いしたい。

5.高齢者、児童の安全確保等に係る意見・要望

ご意見 内容
高齢者、独居老人の見守りについて。現在、野上地区には何人くらいの一人暮らしの高齢者がいるのか?真夏や真冬の安全対策、何事も早期発見が必要である。市では、一人暮らしの高齢者に対してどのようなアプローチをしているのか? 高齢者実態調査によると野上地区の一人暮らしの高齢者は令和5年10月1日現在で96人。高齢者の見守りとして毎月、社会福祉協議会と共同で「支え合おうねットワーク通信」を作成し、民生委員の定期訪問時に対象宅へ持参し、声掛けを行っていただいている。ねットワーク通信では夏は熱中症対策、冬は血圧の急変動によって引き起こされるヒートショック予防等、健康に関する情報提供を行っている。また、市では高齢者見守りネットワーク事業を実施しており、この事業に現在130団体が協力者として登録されている。ヤクルトや郵便局等配達の人等、人と接するような事業所等である。高齢者本人へのアプローチではないが、今後も社協等関係機関と連携していきながら、見守りをしていきたいと思っている。
小学生の下校後の生活について。家族がフルタイムで勤務しているが学童にも行っていない、下校してから子どもだけで留守番をしている家庭の小学生はどのくらいいるのか?高齢者には民生委員、自治会長が声掛け見守りをしてくれていると思うが、空き巣や窃盗が増えている時代、留守番をしている小学生にはどのような対策がとられているのか。 学校では放課後、留守番をしている児童の人数は把握していない。下校時に事故が起きた場合は教育委員会、学校、警察、病院等による緊急連絡網で対応することになっている。相談などがあった場合は、対応はできると思う。
歩道、横断歩道の整備(市内の歩道や横断歩道の白線が薄れている部分などがあるので点検等して整備してほしい)

横断歩道については、基本的には警察の対応となるが、消えているものは都市建設課か警察に相談してほしい。サイドラインについては、都市建設課が対応するものだが、修繕が追いついていない現状である。

見守り隊の発足(通学時の生徒の見守り) 子ども見守り隊は平成27年4月に発足しており、現在59名が隊員として活動している。ベストと誘導棒を貸し出している。また旧中学校区に一人ずつ、児童生徒の登下校時の見守り等を行うスクール・ガードリーダー5人も任命している。皆さんもぜひ、参加していただけると有難い。

その他の意見・要望等

ご意見 内容
7月中旬に「庁舎整備に関する市民意向調査を実施する議員の会」3議員の連名でアンケートが郵送されてきた。市は関与していなく3議員の個人的なアンケートと聞いた。下野新聞に庁舎整備検討委員会の答申が出たニュースを見たばかりのタイミングである。この20年で前進できていないのは県内でも那須烏山市だけだと思う。あのアンケートは、庁舎整備検討委員会の皆さんを冒涜する行為だと思った。

アンケートに関しては議員個人の議員活動の一環としてされているので、市としては、タッチはしていない。現時点では調査結果の公表もされていないので、私達には分からない。申し訳ないがお答えできない。

安心安全に遊べる公園、みんなが集えるホールや体育館、図書館等の建設計画はあるか。

清水川せせらぎ公園に関しては改修に向けて、具体的に検討している。公園整備のニーズが高い南那須地区においても、整備に向けた検討を進めたいと考えている。ホールや体育館等の箱モノも、昭和40年~50年にかけて整備されたものがほとんどであるため、公民館、図書館、スポーツ施設等の生涯学習施設の調査をしている。公園整備は子育て中の方などの意見を聞きながら進めているので、青写真ができたら皆さんにも報告したり広報紙に載せたりしていきたいと思う。

道の駅について。県内各地に道の駅があるが、年計では黒字、数年ごとの改修で赤字になり市民の税金を持ち出しての改修と聞く。黒字はほんの一握り。那須烏山市には、大規模農家がなく、年間を通して作物が作れるようなハウス農家が少ないのが現状。道の駅(直売所や食堂)を建設して赤字になったら市民の税金負担になるのか。大きな綺麗なトイレと、駐車、休憩スペースのあるポケットパークのような施設ではだめなのか。道の駅建設は、慎重に考えてほしい。

農作物を作る農家も少ないため、農政課やJAとも話し合い新規就農者やハウス栽培を行う人に補助金を出している。道の駅については考えていない訳ではなく慎重に検討していることをご理解いただければ有難い。

新庁舎建設に当たり「那須烏山警察署」との合同庁舎とコンビニ設置を提案する。栃木県との調整も必要になると思うが建設費の軽減もしくは賃貸収入が見込まれるのではないか。コンビニを設置すれば、JR烏山線利用向上、観光客への配慮、賃貸収入等々が見込まれるのではないか。

那須烏山警察署との合同庁舎との提案をいただいたが、警察署は県の所管であり、まだ協議をしたことがないので返事はできない。コンビニ等は必要だと感じている。どういったものを複合できるかは考えていきたいと思う。

区長・副区長会議について。今年度から敬老会助成金が削減された。1月に通知があったが、明確に説明されたのは8月の会議であった。この時点ではすでに昨年度を踏襲し、助成金を見込んで敬老会の計画を進めていたため、自治会の負担が高額になった。本来であれば5月の会議で説明をするべき案件ではなかったか。

本当に皆さんには申し訳なかったと思っている。ご理解いただく時間が短かったことは私たちも反省している。敬老会を運営してる自治会の皆さんの負担が少なくなるために補助金を出しているものなので活用しやすいようにしたい。変更点への説明が遅くなり申し訳なかった。

すぐやる課の設置を要望したい。草刈り等、市民の声を即対応できる課を設けていただきたい。 「すぐやる課」や「困りごと相談室」は設置できないが、草刈りや空き家対策は都市建設課へ相談していただければと思う。
市長のビジョンをお聞かせ願いたい。市民として今後当市がどのように展開していくのか、先が見えない。新庁舎をはじめ、焼却場、広域病院等々問題が山積して行くだけで解決のめどが立っていないような気がする。これでは特に若い人が離れて行ってしまう。リーダーとしてどのようなビジョンをお持ちなのか、お聞かせ願いたい。 人口減少や老朽施設の集約・統合の課題がある。広域としても那須南病院や衛生センターの整備も検討されている時期であり、予算や改善点など課題がある。庁舎整備の問題もあるが基金や国、県の補助を活用して対応していこうと考えている。企業誘致についても、まずは地元企業に就職してもらえるようワーク・ライフ・バランスの企業に認定するなど企業のPRに努めている。どうやって行くかを考えているとき。皆さんからのご意見をいただきながら進んでいきたい。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは総合政策課 広報広聴グループです。

烏山庁舎2階 〒321-0692 栃木県那須烏山市中央1-1-1

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