市指定有形 彫刻
桧材、一木造、彫眼像で上品下生の来迎印を結ぶ阿弥陀如来立像です。頭頂には低平で正方形に近い肉髻を結い、顔は面長で額に大きな白毫が彫り出され、目線は垂れ眼下瞼の下には皺を表現した一条の溝が刻まれています。像の表面は、刷毛で直接漆を塗った仕上げで、台座は三重蓮華座でしたが、現在は古色に仕上げられ、框座がすいています。本像は、顔の表情や衣文線の彫りも固く、胸や腹部の造形も単調、刷毛の使い方も稚拙な技法で仕上げられており、仏像に対して少し心得のある僧侶が彫ったのではないかと思われます。制作年代は、室町時代と考えられます。
- 指定番号:有第12号
- 指定年月日:平成4年6月24日
- 所在地:那須烏山市三箇
- 所有者・管理者:松原寺
- 形状・寸法:像高77.8cm
