市政情報

那須烏山市観光振興ビジョン(案)平成21年11・12月実施

観光振興ビジョン(案)の意見

パブリックコメントの結果は、6名の方からご意見をいただきました。貴重なご意見ありがとうございました。

提出されたご意見を十分に検討の上、それに対する市の考え方を取りまとめましたので公表します。

ご意見詳細
No 項目名 意見等の要旨 市の考え方
1 5 観光施策の方向性について 1.JR烏山線における観光発展
・路線としての魅力を高める(「意外性」や「独創性」より「おもむき」を大切にして、自然と調和した駅舎に統一し「絵になる路線」としてアピールを)
・大金駅に宝くじ売り場を設置(高額当選があれば、JR烏山線の乗車率アップや大金駅のPRにつながる)
2.観光地としてのスポット
・観光施設の厳選(観光地としてふさわしい施設の厳正な調査)
3.地域の核たるブランド化
・地域への関心(魅力(売り)がないことが認知度をあげられない原因では?)
例)「金の幣束 烏」のマスコット化、映画ロケ地の活用
○若い人の意見やその道のプロの技術・ノウハウを借りることも必要。市の取り組みをもっと多くの住民に知ってもらい、積極的に参加・協力してもらえる工夫も必要。
1.について
JRの活用及び駅を拠点とする整備等を予定していますので、その中で検討していきます。
宝くじ売り場については、観光物産センターの指定管理者である観光協会が設置を予定しています。
2.について
100万人観光都市を目指すためには、できるだけ多くの観光資源(施設)が必要となりますが、ご意見のとおり、本市観光のイメージアップにつながる観光資源等を中心にPRを行っていきます。
3.について
カラスについては、合併前に旧烏山町のマスコットとして活用してきましたが、合併後の新たなマスコット等は、本ビジョンにもとづき今後検討していく予定です。ロケ地の活用等についても、撮影の誘致に併せ、その後の地域振興へのつなげ方を検討し、貴重な観光資源として活用を図ります。
2 5 観光施策の方向性について 大金吊り橋周辺活用
・吊り橋の先に小さな公園を整備し、ライトアップに併せイルミネーション会場に
・アイスランド迎賓館・チャペルの譲渡移設
・いかんべ記念館を大金駅前に移設し、観光物産センターとして活用
新たな施設整備(移転等)には、多額の経費が必要です。また、運営・管理団体、採算性などについても慎重な検討が必要です。現在、市で所有する施設の老朽化も進み、計画的な整備(修繕)が必要となりますので、それらも含め総合的に検討させていただきます。
3 3 市の概要及び観光の現状と課題 観光客の推移
・観光客の交通手段についての分析結果も明らかにすべき。JR烏山線利用客より自動車利用者が圧倒的と思う。徒歩と車では周遊行動が大きく異なる。
・年代層の分析、重点とする集客層を明らかにすることで、目指す方向が明らかになる。最も行動的なのは、都市部のリタイア世代であり、集客の焦点は外国人観光客である。本ビジョンではどこに焦点が当てられているか読み取れない。
 本ビジョンの策定作業期間及び経費の都合で、実態把握や分析、資料が十分でないことは認識しています。早期にビジョンを策定し、なるべく早く可能なことから取り組むこととしているため了承ください。今後、詳細把握、分析を行い、次期ビジョンに反映させていく予定です。
また、市総合計画において「100万人観光都市」を目標としているため、当面はターゲット別の戦略を検討し、なるべく幅広い誘客を目指します。外国人誘客には、「ことば」や「文化の違い」等多くの課題があり、それらの問題解決に向け、検討を行うことになっています。
5 観光施策の方向性について 新たな観光資源の創出
・JR烏山線を交通手段としてのみ捉えるべきではない。DMV(道路とレールを双方向に走行可能な車輌。JR北海道で試験運行)を走らせ、周遊アクセスの悪さを克服し、魅力的な集客力のある観光資源としてみては。
・「道の駅構想」を実現させるために、「軽トラ道の駅」を提言する。山あげ会館前及び南那須図書館前で、生産者が軽トラで農産物を販売すれば、山あげ会館や図書館での展示も活かされる。
JR烏山線は、本市における貴重な観光資源として位置づけられ、本ビジョンにおいても、JR烏山線の活用や駅を拠点とする観光ルートの整備等の検討を予定しています。
また、「道の駅構想」については、農政部門を中心とするプロジェクトチームで、今後具体的に検討します。観光部門も連携を強化し、整備される施設を拠点として、最大の効果をあげられるよう検討していきます。
いずれも貴重な提言として参考にさせていただきます。
4 3 市の概要及び観光の現状と課題 当市を訪れている観光客について、把握が不十分
・観光客入込数等で県外・市外・市内の区分をするべき。
・県外・市外からの観光客に対し、来市の動機、観光への期待、満足度等の調査を実施すれば、セールスポイント、改善点などが明確になる。
本ビジョンの策定作業期間及び経費の都合で、実態把握や分析、資料が十分でないことは認識しています。早期にビジョンを策定し、なるべく早い時期に可能なことから取り込むこととしているため了承ください。(現在は、県の基準による「観光客入込数・宿泊数推定調査」のみ実施しています。年間を通した詳細把握、それに対する施策検討には相当の期間を要し、ビジョン策定及び取り組みも大幅に遅れてしまいます。そのため、本ビジョンの中で、今後詳細把握をし、次期ビジョンに反映させることにしています。)
5 観光施策の方向性について 上記を把握した上で、どの客層にターゲットを絞るか、それによって施策も変わる
・東京圏・その他の県外・県内、子供・大人・高齢者等、どこに焦点を当てるか?
・日帰り・一泊客、イベント・温泉・歴史施設・癒し等、どこに焦点を当てるか?
当面は客層(地域・年代・目的別等)ごとの戦略を検討し、幅広い誘客をしていくことにしています。観光客に関する詳細把握や分析ができた段階で、その結果をもとにさらなる取り組みを検討し、次期ビジョンに反映させていきます。
5 1 ビジョン策定の趣旨 1.キャッチフレーズについて
「若鮎」と「山あげ祭」の2つのキーワードについてもう少し詳しく言及したほうがよいと思う。意図を明確に理念として掲げた方がよい。
2.「市民・事業者・団体・行政の役割について」
・「市民の役割」で、「もてなしの心(態度)」とはなにか、意識高揚のためには具体例を市民に示さないと自ら実践することができない危険性がある。また、「それぞれの地域の隠れた魅力」が現時点でどれくらいあるのか把握はしているのか。これらの情報の共有から始めなければならない。地域で伝承されてきたものが失われつつある。それらを残すことが、自分たちが誇れる那須烏山を潜在的に意識し、新たな共同参画の場を構築し地域再生の要になる。
・「行政(市)の役割」で、行政がリーダーシップをとるに当たり、「着実に計画を実現していく」ための具体的な施策をもっと踏み込んで示して欲しい。
1.について
民間の方を中心とする策定委員会及び分科会で検討していただきました。南那須地区・烏山地区の皆さんに理解が得られるよう配慮したり、那須烏山らしさを表現するものとして、委員の皆さんも大変苦慮して選定したものです。「鮎」については豊かな自然、活気あふれる観光地をイメージし、「山あげ祭」については、文化の象徴として説明させていただきました。
2.について
大きなくくりで、役割分担を示した項目です。「もてなしの心(態度)」については、「心を込めてお客様に応対する」といった意味でとらえてください。「それぞれの地域の隠れた魅力」については、今後、市民参加の形で洗い出し作業に取り組む予定です。
「着実に計画を実現していく」ための施策として、「6 計画の推進について」のなかで、計画の進行管理と観光に関する詳細な実態把握・分析及び次期ビジョンへの反映を行うこととしています。
3 市の概要及び観光の現状と課題 課題が明確に読み取れない
市の特徴について、調査結果の列挙だけでは不十分。平成29年における観光客100万人という数字に対して、観光資源別にどれくらいの増加を見込んでいるのか。それに向け、どの程度の課題があるか等、悲観的観測となってもしっかりと分析し、明文化しておかなければならない。
本ビジョンの策定作業期間及び経費の都合で、実態把握や分析、資料が十分でないことは認識しています。
市内には公共施設のほかに、民間の観光資源も多数存在するため、施設単位での目標設定等は今回は見送らせていただきました。また、県の調査基準等も見直される予定のため、新たな基準に基づき各分野ごとの分析を行い、課題を明確にした上で、次期ビジョンに反映させていきます。
5 観光施策の方向性について 1.「プロジェクト等一覧」
・JR烏山線が観光客誘客の基盤になりうるか疑問。また、JRとの連携もうまくいっているのか疑問。山あげ祭でも協力を得られていないと感じる。真岡鉄道からSLを借用し、山あげ期間だけでも走らせてみることも考えてみなくては。
・キャッチフレーズにある「若鮎と山あげ祭」との関連性が示されていない。山あげ祭も450年を迎えるにあたり、記念祭や協力体制等のプロジェクトがあってしかるべき。
・いかんべ祭について、ステージ規模は県下一かもしれないが、山あげ祭の1ヶ月以内という開催時期を含め、あり方の検討が必要ではないか。タウンイルミネーションと統合し、冬のイベントとしては。夏の山あげ、冬のいかんべ(イルミネーション含む)と、2本柱体制に。
・「道の駅」ブームが本ビジョン計画期間中続いているか不安。早期実行あるいは見直しが必要。
2.「那須烏山市の魅力発信(効果的なPR活動について)」
「ご当地検定」「山あげ祭期間中のスタンプラリー」などもっといろいろな方策があると思う。インターネットなどで市民から意見を募り、魅力発信のあり方を検討してほしい。
3.「受け入れ態勢の充実(もてなしの心)」
前述のとおり、記述が不十分。「日頃から自然なかたちでおもてなしの気持ちを表すこと」とされているが、日頃と同じ対応では「おもてなし」にならない。具体的な事例をあげて紹介することがビジョンにつながる。史跡の案内や簡単な解説、観光施設への案内は私でさえやっている。
4.「観光施設整備」
箱物に依存せず、ビジョンに示しているような(例)の拡充を望む。(利用者増対策等)烏山郷土資料館や歴史民俗資料館の統合、あるいは山あげ会館や龍門ふるさと民芸館周辺への移築も含め、徒歩や貸し自転車で行動できる範囲に施設を集約した方が望ましいと思う。川越や栃木などが観光誘致できているのは、至近距離に観光施設があるという側面があることを考慮すべき。
1.について
JR烏山線については、大切な市民の足であるとともに、大切な観光資源としても位置づけております。JRには山あげ祭への誘客、駅からハイキング(年2回)、中吊り広告、車輌のラッピング等、絶大な協力を得ています。SLの借用については、貴重な提言として、参考にさせていただきます。
山あげ祭、いかんべ祭については、「観光イベントの充実及び誘致等」の項目で計画しています。基本的には、これまでの実施団体が中心となり、祭りの在り方等を検討することになります。
道の駅については、農産物の販路拡大等を目的としていますが、観光拠点としての活用についても検討するものです。市としても早期実現を目指しておりますが、各地に整備されるなかどのような特徴がだせるか慎重な検討が必要と考えます。
2.について
今後、具体的な検討を行うことにしていますが、計画全般で民意を反映できるよう配慮します。貴重な意見として、参考にさせていただきます。
3.について
「もてなし」とは「心を込めてお客に応対する」ことです。あいさつ、丁寧な案内、ごみをちらかさない等の心掛けを日頃から市民の皆さんにお願いし、観光地としてのイメージアップを図ります。
4.について
現在の財政状況では、新たな施設整備は困難な状況にあります。ご意見のとおり、施設の統廃合や跡地の活用等を中心に検討していきます。施設の集約についても、移転には多額の経費が必要なため、移転後の効果等を検証しながら検討していきます。当面は対象別(公共交通機関利用者)の観光ルートづくり、観光地間の移動手段の確保等での対応となります。
6  5 観光施策の方向性について (総論)
・市民自身が地域を誇り、自慢するような環境でなければ、観光振興はありえない。根本的な問題は、親世代の認識と教育にある。一番重要なのは、地域における社会教育ではないか。「地域の名物」はまず地域で肯定・支持・評価してそれをどこまで広げるかである。膨大な地元出身者による宣伝は、ブランド育成に効果が高い。学校教育の場における「ぼく・わたしのまちじまん」等の取り組みや、「地域自慢」を叫ぶコンテスト、各地のいいところを100あげてもらうワークショップなど地域自慢を発掘できる仕組みをつくるべき。また、地域の様々なイベント情報の共有・提供ができるような環境を構築するべき。
1.プロジェクト等一覧
全市花公園等、花をキーワードにした構想が多い。花のまちはイメージとしてすばらしいが、新たにつくると費用と手間がかかり、維持にも労力と意思が必要。観光政策ではなく、「まちづくり」施策として実施しないと一過的なもので終わってしまう。横断的な政策としてのビジョンはあるのか。地域にある「本当の魅力」を発掘し、認識を共有することができる企画を優先すべき。
2.観光消費(経済波及効果)の拡大
新しいものばかりではなく、今あるものをどう生かすかを考えた方がいいと思う。例えば「鮎の刺身」はこのあたりでしか食べられない。刺身は鮮度が命。「産地ならでは」の理由付けになる。やなでしか食べられないものを市内の和食店に広げることは難しくないはず。新たな調理法による商品化は「鮎」があればどこでもできる。一番重要なことは「大きな柱」をつくること。そのイメージを確立できれば、川魚料理ややな、カヌーなど川を利用した観光に裾野を広げられる。短期で大きなブランドイメージを確立できる戦略的な組み立てが必須となる。
3.観光イベントの充実及び誘致等
既存イベントの充実はもちろんだが、伝統文化行事の並存もきちんと考えるべき。地域の特性を生かすのが観光であるならば、伝統行事と観光行事を結び付け相乗効果がでるよう展開する必要がある。
4.那須烏山市の魅力発信(効果的なPR活動)
PRにおいてインターネットの活用は不可欠。観光パンフレットやマップのデジタルデータも公開すべき。また、フォトコンテストの公募の際、著作権を担保し二次利用できるようにし提供すべき。さらに、この発想を拡大し、地元企業と連携することで、広告入り絵葉書を作成し、無料で配布するなども考えたい。絵葉書は「一番いい風景」が切り取れ、これほどPRに適した素材はない。コストをかけることなく、より効果的にPRできるのではないかと思う。
(総論)
貴重な意見として、今後の施策検討の参考とさせていただきます。
1.について
団塊の世代をはじめ「花」には大きな誘客効果が期待できると考えます。観光振興の目的だけではなく、休耕対策や菜種油の活用等農業施策との連携や地域コミュニティの向上等、横の連携を強化し、少ない経費(整備・維持管理)で最大の効果があげられるよう検討していきます。
2.について
貴重な意見として、今後の具体的な特産品開発の際に、参考とさせていただきます。
3.について
伝統文化行事も「中・小規模の地域イベント」に含まれると解し、観光としてのより効果的な活用方法を検討していきます。
4.について
できるだけ多くの情報の積極的な提供に努めます。12月から市ホームページをリニューアルしましたが、今後も内容の充実及び地域情報システムの活用等、さらなる情報提供にむけ検討することとしています。
また、市内で行われるフォトコンテスト作品の活用方法等についても、主催者と連携し有効活用できるよう検討してい

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このページに関するお問い合わせは商工観光課 観光振興グループです。

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