公共施設等総合管理計画(改定版)(原案)令和4年2月・3月実施
公共施設等総合管理計画(改定版)(原案)へのご意見
「公共施設等総合管理計画(改定版)(原案)」に対する意見募集を行った結果、2名から計6件のご意見・ご指摘をいただきました。
貴重なご意見をありがとうございました。
提出されたご意見を十分検討の上、それに対する市の考え方を次のとおりまとめました。
No |
区分 |
意見・提言等 |
市の考え方・原案への反映 |
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1【P26~P44】2―3公共施設等の修繕・更新等に係る経費の見込やこれらの経費に充当可能な財源の見込み等
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多くの部分で歳入不足が触れられていますが、それにどう対応していくかが優先課題であると思われます。 公共施設をどう維持していくかを考察する上で、管理に必要な資金をどう確保するかについて言及がないのはどうかと感じます。 難しい問題のため言及することができない、あるいは回避しているかもしれませんが、それを抜きには語れないのでないでしょうか。 |
・高度成長期に整備された数多くの公共施設については、このまま維持し続けた場合、膨大な管理費用が必要となり、財政負担の圧迫が危惧されております。このようなことから、中長期的な視点を持って公共施設の更新・統廃合・長寿命化を進めることにより、財政負担の軽減・平準化を図るとともに、公共施設の最適な配置実現を具体化するための指針となる「公共施設等総合管理計画」を策定したところです。 ・当該計画に基づき、公共施設の更新・統廃合・長寿命化を進める際には、国の有利な財政支援措置を活用できるメリットがあり、資金不足を解消する有効な手段となっております。 ・この他、手数料・使用料等の見直しや、ふるさと納税など、各種歳入の確保に努めるとともに、事業のスクラップ&ビルドをはじめとする行財政改革の徹底により、財政負担の軽減を図ることとしております。
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2【P66~P69】 4―1施設類型ごとの管理に関する基本的な方針 (市庁舎) |
以前、本庁舎整備の候補地として中央公園が妥当との方向性を出しておられました。数々の議論を経た上での結論で尊重すべきものと思いますが、私としてはJR烏山駅前での整備を進めるべきではないか、との意見を持っております。 JR烏山線は沿線地域の重要な公共交通インフラでもありながら、利用客の減少傾向があると聞き及んでおります。 このまま減少が続けば廃線議論がJR側で持ち上がり、実現となれば重大な影響を市が受けることは間違いありません。 本庁舎を駅前で整備することで少しでも駅前賑わいを創生し、重要な公共交通インフラを守りながら、駅前周辺の活性化を図るとの理念を掲げていかがでしょうか。敷地が十分でないなどの諸課題があるとは思いますが、課題があるのは他の候補地も同じ。であれば長期的な観点に立って、駅前の再開発が烏山線の保護に繋がり、当市のイメージアップにつながると思いますので、ぜひ検討いただきたいと前々から考えております。 なお、烏山線沿線は高根沢町も該当するので、那須烏山市だけの問題ではないことは承知しておりますが、烏山線のありがたみを宇都宮市の高校に通わせた親としてしみじみと感じており、そのような経緯で提案させていただきます |
・本庁舎整備に関する候補地の選定に際しましては、JR烏山駅前も候補地の一つとして検討を進めて参りました。本庁舎につきましては、非常に有利な財政支援措置である合併特例債が活用可能な令和11年度までの本庁舎整備完了を目指しておりますが、JR烏山駅周辺の敷地は大部分が私有地であり、令和11年度までに確実に用地買収及び工事完了が実現できるか不透明な点が多いことから、庁舎整備候補地から外れる結果に至りました。 ・しかし、JR烏山駅周辺につきましては、交通の結節点であるとともに、市街地の玄関口として非常に重要な場所であることから、公共施設の集約のほか、商業施設や居住の誘導を見据えた「駅前交流コア」として再整備の検討を進めております。
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3【P65~】 4―1 施設類型ごとの管理に関する基本的な方針 (全般)
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基本的な方針の中で効果的な跡地利用を検討している部分では、市有財産でなくても重要な社会資源が市内にはあります。 例えば、初音に所在する烏山母子寮は児童福祉法による母子保護を行う県内でも数少ない事業所です。このような施設の移転建替の候補として取り扱って頂くことはできないのでしょうか。 市有地の有効活用ですから、市政活用が優先されるのは理解しておりますが、当市を形成する社会資源の保護も重要と考え提案させて頂きます。
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・烏山母子寮の移転先として、未利用になっている公共施設の跡地を活用することは有効な手法の一つと考えられます。しかしながら公共施設の大半が未耐震構造であり、老朽化も著しいことから大規模な改修工事等が必要になることが想定されます。 ・跡地利用の要望等があれば、多面的角度から検討させていただきます。
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4計画全般 |
中長期計画の策定をするに当たって、現状分析、課題抽出、方向性提示という流れは妥当と思われます。ただ起承転結というのは分かりますが、これだけの分量を読み解いていくのは正直なところ辛いものがあります。そこで一つの提案として、最初に公共施設管理の課題と方向性を順位づけて打ち出して、その後は詳細説明に移るという大きく2部構成にしてはどうでしょうか。市民を市政課題に取り込んで引きつけておくには、起承転結の手法はまわりくどいような気がしましたので意見として述べさせて頂きます。 |
・本計画について、出来るだけわかりやすく伝えられるよう、現状の課題と今後の方向性をメインとした「概要版」を作成し、市HPに本編と合わせて公表いたします。 |
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5その他 |
市の活性化に民間企業の力を借りる手法をとってはどうでしょうか。 数年前に市の活性化に関するアンケートがきた際に、烏山にはオートバイのメグロ製作所があったのだから、メグロ製作所を吸収した川崎重工の力を借りてはどうかと意見を記載し、特にとりあげられた形跡はありませんでした。 しかし、過日の市議会だよりで、メグロ製作所のオートバイが集まったイベントを活用してはどうかとの議会質問が載っていました。私も同意見ですが、単発のイベント支援ではなく、烏山が川崎のバイク愛好者にとって魅力ある「聖地」的な位置づけになるよう、川崎重工の力を借りるなど、企業の協力を取り付ける取り組みに力を入れてはいかがでしょうか。
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・昨年11月7日に、山あげ会館前で「メグロキャノンボール烏山」が市民団体主催で開かれ、全国から多くのバイク愛好家が集いました。根強い人気を誇るメグロバイクを活用した賑わいの創出は、市の活性化につながる有効な手段の一つと考えております。 ・現在、川崎重工との連携強化を図り、メグロキャノンボールの定着化を図るとともに、バイクの聖地化に向けた検討を進めております。 ・市の発展のためには、行政だけでなく、民間活力のノウハウを活用することが非常に重要でありますので、民間事業者との一層の連携強化の下、新たな「まちづくり」を進めて行く考えです。 |
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1【P76】 4―1施設類型ごとの管理に関する基本的な方針 (公民館) |
災害時の指定避難所としての役割も果たしている境公民館、七合公民館が解体撤去になった場合、地域避難所の選択肢が減り不安を持つ方もいらっしゃるかと思います。 公共施設等総合管理計画(改訂版)(原案)内に解体撤去後、指定避難所はどうなるのか記載されていないので、説明を加えていただけますと幸いです。 (実際に市役所新庁舎住民説明会で避難所になっている公民館が解体された場合不安に思い質問されている方がいらっしゃいました。) |
・ご意見を踏まえ、以下のように修正します。なお、自治会における協議の結果、公民館の譲渡を受けないという結論に至った場合は、解体撤去を含めた検討を行うことになりますが、併せて、指定避難所の代替施設について調整を行い、地域防災計画の中で掲載・周知して行くこととなります。
【修正前】 ・老朽化が顕著な公民館3施設(烏山公民館・境公民館・七合公民館)については、その他公共施設との複合化による集約化を検討します。 【修正後】 ・老朽化が顕著な公民館3施設(烏山公民館・境公民館・七合公民館)については、市の指定緊急避難所に指定されていることから、代替機能の確保に配慮しつつ、その他公共施設との複合化による集約化を検討します。 |
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは総合政策課 秘書政策グループです。
烏山庁舎2階 〒321-0692 栃木県那須烏山市中央1-1-1
電話番号:0287-83-1112 ファクス番号:0287-84-3788
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- 2022年3月30日
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