市指定有形 彫刻
風神・雷神は、千手観音の眷属(主尊の従類)として二十八部衆とともに安置されるものです。鎌倉期の作品と考えられ、両像とも同一年代同人によって制作されたものと見られます。風神・雷神は、天然現象を擬人化したもので、インド的な裸形の鬼体として表現され、強力な自然神として畏敬されてきました。特に稲作を中心とする農耕文化社会においては、豊穣をつかさどるものと見なされたのです。両像とも両足を開き、口を開けて眼を突き出し、その表現はユーモラスでさえあります。風神は風袋を肩に担ぎ、雷神は雷鼓を頭上に頂き、その姿は躍動的です。
- 指定番号:第3号
- 指定年月日:昭和37年3月8日
- 所在地:那須烏山市滝
- 所有者・管理者:太平寺/宝蔵寺(宇都宮市)
- 形状・寸法:像高76cm(両像とも)
