政庁
政庁は役人の執務や様々な儀式が行われた場所で、南面する正殿を中心に東西に長大な脇殿を配した「コ」の字型の建物配置が特徴です。
この建物群は、大きく3時期(1期-政庁成立前、2期-政庁成立期、3期-政庁衰退期)に分類することができます。
建物群は、複数回建替えを行っておりその都度位置や方角の調整を行い再配置していたことが分かります。また、政庁を整備するにあたり以前にあった竪穴住居を埋め戻している可能性があることがわかっています。
正倉
政庁西側には多くの倉庫が建てられていました。倉庫群は総柱式建物から礎石建物に建替えが行われ、東西方向に建物をそろえて直列に建てられていました。また、政庁の東側にも倉庫群が建て並んでいます。この倉庫群は、米(籾)などを保管する正倉と呼ばれ、多くが高床式の建物でした。
調査により数棟が火災で焼けたことが確認され、出土した中には焼けた米のほか、粟や稗なども含まれており、飢饉対策用の穀物を収納していた倉庫が存在していた可能性もあります。また、正倉域の三方(南、北、西)は、幅4m、深さ1m以上の大溝でコの字型に区画されていました。