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指定文化財

刀 銘 下野国烏山住一心斎貫

市指定有形 工芸品

73 刀銘下野国烏山住一心斎貫.jpg

 文化6年(1809)2月の制作です。反りは腰反り、鎬造、庵棟いおりむね、鍛えは無地風で流れごころ、波紋は涛乱刃とうらんば佩表はきおもて6.7寸の所ににえくずれがあります。帽子は中鋒ちゅうきっさき中心なかご栗尻くりじりぶ中心、目釘孔1ヶ所、鑢目やすりめは横手です。作者の一心斎貫いっしんさいつらぬきは、山形藩刀工水心子正秀の門下で、烏山藩刀工として江戸時代後期、文化年間(1804~1818)頃に活躍した人物です。この刀は、郷土刀工の在銘で非常に出来が良く、磨き削られてなく保存状態も極めてよい優品です。佐藤寒山(元東京国立博物館刀剣室長)の鞘書きがあり、日本刀剣保存協会の特別貴重刀剣認定も受けた作品です。

  • 指定番号:第112号
  • 指定年月日:平成9年11月17日
  • 所在地:那須烏山市金井
  • 所有者・管理者:個人
  • 形状・寸法:長さ73.3cm

 

 

 

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