ユネスコ無形文化遺産
国指定重要無形民俗文化財
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山あげ祭の主役達【烏山山あげ保存会芸能部会】
山あげ祭の舞台に上がる人達は皆「烏山山あげ保存会芸能部会」に属しています。西川流西川扇士浪先生の指導の下、年間を通して山あげ会館2階稽古場で練習に励んでいます。古くは遊郭などから踊り子を買い(烏山町内や宇都宮など)、踊らせていましたが、今ではそのようなことはなく、子どもから大人まで、舞台に立つようになりました。かんかん照りの板張りの舞台は、火傷を負いかねない程の熱さ。それにも動じることなく美しく舞い続ける精神力は、まさに日々の練習の賜物と言えるでしょう。
また、山あげ祭だけではなく、浅草こども歌舞伎まつりや地域の夏祭り、市内でのイベントステージに立つこともあり、様々な場所で美しい舞を見ることができます。
山あげ歌舞伎にもう1つ欠かせないものは、常磐津。山あげ舞台を正面から見て右側の太夫座敷で三味線や唄を披露する方々です。座敷に乗るのは三味線2人、唄3人となっており、二丁三枚と言います。常磐津とは、浄瑠璃から始まった歌舞伎や舞踊の芸能で、京都から江戸へと伝わり流行を期しました。山あげにもその流行を取り入れ、今や常磐津と踊り子は山あげにとって切っても切れないものとなっています。この常磐津も踊り子同様、常磐津津紫摩先生の指導の下、年間を通して練習を行うとともに、地元の子どもたちを対象に「こども常磐津教室」を開催し、伝統文化の継承に努めています。
烏山山あげ保存会芸能部会 ピンナップ
- 2021年3月2日
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