市政情報

那須烏山市第3次総合計画(原案)令和5年1月から2月まで実施

第3次総合計画(原案)へのご意見

「第3次総合計画(原案)」に対する意見募集を行った結果、3名から計11件のご意見・ご指摘をいただきました。
貴重なご意見をありがとうございました。

提出されたご意見を十分検討の上、それに対する市の考え方を次のとおりまとめました。

那須烏山市第3次総合計画(原案) [PDF形式/4.13MB]

No 区分 意見・提言等 市の考え方・原案への反映
1

土地利用

なぜできぬ「道の駅」
那須烏山市は高速道路インターまでの狭間、何処へ行こうとしても約1時間を要し、非常に交通の便が悪い地域であります。
唯一横断する陸路の大動脈、国道294号線。これを市の発展に結び付けないのは如何なものか。道の駅で有れば北は那須町の東山道伊王野、南は真岡市の二宮、その間約70kmの国道沿いにトイレ休憩をする所もなく、長距離ドライバーにとっては是非とも中間地点である当市街地に、休憩できるオアシスが欲しいと考えているものと推察する。しいて言えば長距離ドライバーの方々の人伝いに那須烏山市の良き名所を紹介、拡散してもらえる事にも繋がるものと存じます。
城東の興野大橋信号北西側、広大な農地が広がっており、この区域に“道の駅”又は地域活性の拠点としては如何なものでしょうか。当該地域の活用次第で、那須烏山市の今後の発展を大きく左右するものと考えます。

是非ともこれからの子供達に良き住みよい環境と、将来に渡り当地に根を下ろした生活拠点となるよう、良き総合計画を打ち立てる事を要望意見書として提出します。

道の駅の整備につきましては、これまでも整備に向けた検討を行っています。市内の農産物直売所に行ったアンケート調査では、道の駅の整備により様々な経済効果が見込めるとしながらも、安定的に野菜等を出品することは難しく、農業生産者の期待は低いとの回答でした。また、多額の費用を掛けて新たに道の駅を整備することは時期尚早であり、先ずは既存の施設を最大限に活用しつつ展示物や物販機能の充実を図るほか、農産物直売所やまちづくり団体、民間事業者との連携強化を図りながら賑わいを創出する仕組みの構築を優先すべきとの意見がありました。こうした意見を踏まえ、先ずは既存施設の有効活用を図りつつ、市民や民間事業者による機運の高まり状況を注視しながら、道の駅の整備について検討をすることとしています。
興野大橋北西側の一団の農地につきましては、農業振興地域の整備に関する法律に基づく農用地区域であるため、農地以外の利用は原則できないこととなっております。仮に農用地区域から除外できたとしても、農地法に基づく第1種農地であるほか、公費を投入して整備を実施しているため、農地転用は原則許可されません。また、洪水浸水想定区域(家屋倒壊等氾濫想定区域)内に位置しており、台風や大雨に伴う災害等の発生が懸念されます。こうした現状から、道の駅を含めた開発には馴染まない場所となっています。

2

【P30】
(3)将来都市構造

(1)『豊かな暮らしの丘ゾーン』
◇宇都宮…促進し、荒川や小塙自然環境保全地域などの

清流荒川や

(意見)
『にぎわいと文化の清流ゾーン』の中で「清流那珂川」と冠をつけるのであれば、高原山の湧水をもととする荒川も当然「清流」を冠していただけるとありがたい。

(2)『活力あふれる交流の里ゾーン』
◇丘陵の…図るため、さくら市における開発動向を活かした工業系の開発の誘導を図るとともに、近接する長者ヶ平官衙遺跡附東山道跡などの歴史文化資源を活かした交流拠点…

◇丘陵の…図るため、さくら市、那珂川町、大田原市における開発動向を活かした工業系の開発の誘導を図るとともに、長者ヶ平官衙遺跡と同時代の三市町の遺跡をつなぐ東山道跡などの歴史文化資源を活かした交流拠点…

(意見)
東山道跡に言い及ぶのであれば、現在の大田原市の遺跡発掘の状況を無視できない。すると、東山道跡のつながりとして、三市町が連携して交流拠点の整備をめざすことが肝心だと思われる。

(3)『自然とふれあう八溝の森ゾーン

『自然とふれあう八溝、喜連川丘陵の森

(意見)
那須烏山市全体で自然豊かな森を考える場合は、荒川と江川と那珂川の間にある喜連川丘陵の森を含めなければいけないと思う。そして、三つ目の◇を加筆するべきであると思う。
◇荒川の蛇行により形成された段丘崖と丘の上の森や十二口などの横穴古墳、江川に形成された龍門の滝やその流域に残る希少植物シモツケコウホネを保全し、環境教育や自然体験に活かし、ジオツーリズムの拠点として形成を図ります。

(1)本文を次のとおり修正します。
「『豊かな暮らしの丘ゾーン』
◇宇都宮…促進し、清流荒川や小塙自然環境保全地域などの…」

(2)『活力あふれる交流の里ゾーン』については、居住機能・産業機能の育成強化を図るため、近接するさくら市の開発動向を活かした工業系の開発の誘導を図ることとしています。従いまして、原案のとおりとさせていただきます。
一方、東山道跡については、遺跡発掘を進めている大田原市や那珂川町を含めた広域連携が必要不可欠でありますので、観光をはじめとする地域活性化に向けた取組を進めて参ります。

(3)『自然とふれあう八溝の森ゾーン』については、那珂川左岸を ゾーニングしたものです。従いまして、原案のとおりとさせていただきます。

3

【P47】
4伝統・文化の活用・継承戦略
A)文化財の有効活用

※烏山城跡をはじめとする関連資源やジオサイトを有効活用した…

※烏山城をはじめとする郷土の貴重な史跡や文化財や、ジオパーク構想においてジオサイトに指定された特徴的な地質・地形を有効活用した…

(意見)

市民へ普及啓発すべきものは、烏山城跡の関連資源だけでなく、市内に点在する異なった時代の史跡や遺跡全てである。また、一般的にはジオサイトと言われただけで、それが何であるが理解する市民は少ないので、それが何であるかを簡単に説明する必要があると思う。

本文を次のとおり修正します。
「烏山城跡をはじめとする郷土の貴重な史跡や文化財、ジオサイトを有効活用した…」

なお、ジオサイトの説明については、資料編の用語集で説明させていただきます。

4

【P51】
(5)伝統・文化
施策の展開

(1)史跡・指定文化財の有効活用
・烏山城跡やジオサイトなど郷土の文化財や歴史について、…

(1)史跡・指定文化財・ジオサイトの有効活用
・烏山城跡をはじめ郷土の貴重な史跡や文化財の歴史的価値、ジオパーク構想においてジオサイトに指定された特徴的な地質と地形について、…

(意見)

有効活用のため保存すべきものとして並べるなら、ジオサイトは三つ目として並べ、市民へ普及啓発すべきものは、市内の多くの史跡や文化財とジオサイトとして指定された特徴的な地質や地形であると思う。

本文を次のとおり修正します。
「(1)史跡・指定文化財・ジオサイトの有効活用
・烏山城跡をはじめとする郷土の貴重な史跡や文化財の歴史的価値、ジオパーク構想においてジオサイトに選定された特徴的な地質や地形について、…」

5

【P56】
(3)観光

現状と課題

…「烏山の山あげ行事」や烏山城跡、ジオパーク構想のほかにも、

…「烏山の山あげ行事」や烏山城跡のほかにも、特徴的な地質・地形を観光に活かすためのジオパーク構想におけるジオサイト、

(意見)

ジオパーク構想の目指す目的の一つが「観光に活かす」であると思う。ジオパーク構想は場所を示す言葉ではないので、場所を示すなら「ジオサイト」とした方が良いと思う。

本文を次のとおり修正します。

「…「烏山の山あげ行事」や烏山城跡のほかにも、ジオパーク構想におけるジオサイト、…」
6 P29
(2)の箇所

10年後20年後まちづくりグランドデザインについてですが、コンパクトな都市づくりをするにしても商業の市外建設の大型化により、コンパクトにはなりにくいと思います。
また、以前は商店街であった街中も高齢化の影響や空き家で商売をしていない状態です。コンパクトとは具体的にどこまでがコンパクトなのかが分かりません。住んでいる方に引っ越してもらい、空いた土地に商売を持ち帰るのでしょうか。

コンパクトな都市づくりという言葉に流されない都市計画を提案します。
ご意見のとおり、周辺都市に大型商業施設の立地やモータリゼーションの進展により、生活圏の広域化が進んでおります。一方、車がなくても行政サービスや福祉サービス、日常の買い物ができる都市づくりは必要不可欠であります。活力が低下しつつある中心市街地の活性化に向け、民間活力の誘導を視野に、JR烏山駅・大金駅周辺の市街地再生を図ることは有効な取組であると考えており、多くの市民からも市街地再生を求める声をいただいております。既存の市街地を見てみますと、非常に多くの空き家や空き地が目立っており、有効活用求められています。こうした土地の有効活用を検討しながら、公共施設をはじめとする都市機能や居住エリアの集約を図り、身近な日常サービスを受けることができるコンパクトな都市づくりを進める考えです。また、中山間地域における集落機能を維持することも必要です。そのため、道路や公共交通の充実によるアクセス性の強化を図るとともに、デジタル化を推進し、市役所に行かなくても行政サービスが受けることができる環境を構築する計画としています。
7

P33
基本目標1
 基本方針

  5項目目

多様な生き方を理解するには、教育、特に道徳の考え方を学ばなければなりません。

例えば、いじめがなくならない理由の一つは、自分が自分より劣っているものを見下す自己の征服欲からくるものと考えなければならないことです。
ご意見のとおり、道徳の考え方を学ぶことが非常に重要であると考えます。学校教育における道徳教育の充実に加え、社会全体として適切な理解促進に向けた相談・支援体制の充実・啓発に取り組んで参ります。
8

P34
基本目標4
 基本方針

  3項目目

誰もが暮らしやすいって何ですか。

きれいな言葉ですが意味不明です。
年齢、性別、障がい、国籍等を問わず、全ての市民が安全安心で快適に暮らせることを指しております。
9 P50
(4)

(1)中学生がスポーツをするにあたり、民間に依頼するのが増えるのか。スポーツ教室にすると料金が発生し、貧困家庭では利用料が払えないことが考えられるがフォローはどうなっている。

 

(2)障がい者スポーツは車いすの場合、体育館だとワックスの関係でメンテナンス上嫌がられる。施設の対策は。屋外だけの使用に限定するのか。

(1)スポーツ庁では、少子化及び教職員の働き方改革により、学校単位で活動し、指導は教員が担うという運動部活動が見直されています。その中で、学校の運動部活動に代わり、地域において運動・スポーツの機会を将来にわたって確保・充実できるよう、生徒が地域でスポーツに親しめる環境を新たに構築することとしています。しかしながら、ご意見のとおり、単にスポーツ教室等に生徒が通うとした場合、保護者への費用負担等、平等に参加できないことが想定されます。そのため、本市の現状に沿った形での生徒の運動部活動体制について検討を行うとともに、運動部活動を支援する人材育成に努めて参ります。

 

(2)残念ながら、現時点において、車椅子を活用したスポーツを行うことができる施設は無い状況です。障がい者スポーツを推進していくうえで、重要な視点でありますので、今後の施設整備の検討の中で調整させていただきます。
10 P52
 2 A) B)

農業を新規にしない理由
初期投資
販売路線の確立

この2つを解消してみてはどうだろう。
ご意見のとおり、就農する際の初期投資、就農後の販路の確保は大きな課題であると考えます。初期投資につきましては、国・県の財政支援メニューもあるため、積極的な情報提供に努めるとともに、市独自の支援策を講じながら、土地利用型農業から園芸農業への転換支援や流通拡大に向けた取組を支援して参ります。
11 P56
(3)観光

(1)あたご公園からの雲海はアピールしてますか。

(2)現在の観光は神社仏閣、龍門の滝、山あげ祭
レンタサイクルのほかに、レンタルキックボードやサイクルトレインも検討してみては。最初に導入したほうが話題性がある。2番煎じでは話題性がなく、観光客は楽しめない。成功したものを真似していてはいつまでたっても観光業は伸びない。

(1)ご意見のような市民の方からの情報をもとに、積極的にPRに努めて参ります。

(2)地域資源を活用し、滞在時間の長い周遊観光を推進するため、ご意見の様な二次交通網の充実や話題性のある取組を検討して参ります。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは総合政策課 秘書政策グループです。

烏山庁舎2階 〒321-0692 栃木県那須烏山市中央1-1-1

電話番号:0287-83-1112 ファクス番号:0287-84-3788

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