大型握槌石器2点(宮原遺跡出土)
市指定有形 考古資料
昭和12年(1937)、宮原地区の宅地造成中に地表から約1m下のローム層より石器が3点出土しました。石質は3点とも泥質のホルンフェルスで、2点が市、1点は県立博物館に寄贈されています。市指定文化財は、市が所蔵の2点です。遺跡は、那珂川右岸の舌状台地の突端に位置します。写真左の石器は、平面形は大略柳葉形で、表裏面ともに丁寧な剥離が施され、先端はやや尖っています。写真右の石器は、平面形は楕円形に近く、大きく剥離した後、細かい調整が施されています。近年の石器の研究では、旧石器時代の終末か縄文時代の初頭の時期と考えられています。
- 指定番号:第58号
- 指定年月日:昭和45年3月13日
- 所在地:那須烏山市宮原
- 所有者・管理者:那須烏山市
- 形状・寸法:写真左 長さ28.4cm、最大幅9.23cm、厚さ3.5cm、重さ936.44g
- 形状・寸法:写真右 長さ17.45cm、最大幅12.23cm、厚さ2.35cm、重さ549.32g
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- 2022年11月4日
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