1. ホーム
  2. デジタル博物館
  3. 指定文化財
  4. 史跡
  5. 長者ヶ平官衙遺跡附東山道跡(国指定史跡)

指定文化財

長者ヶ平官衙遺跡附東山道跡(国指定史跡)

国指定 史跡

2長者が平ら官が

 

長者ヶ平官衙遺跡ちょうじゃがだいらかんがいせき

 遺跡いせき一帯いったいふるくから焼米やきごめ炭化米たんかまい)の採取地さいしゅちとしてられ、八幡太郎義家はちまんたろうよしいえ源義家みなもとのよしいえ)の長者屋敷ちょうじゃやしき焼討やきうちの伝承でんしょうかたがれています。平成へいせい13年度ねんどから平成17年度の栃木県教育委員会とちぎけんきょういくいいんかい発掘調査はっくつちょうさで、掘立柱建物跡ほったてばしらたてものあと総柱式建物跡そうばしらしきたてものあと礎石建物跡そせきたてものあと竪穴建物跡たてあなたてものあと、区画溝などの遺構いこう確認かくにんされ、奈良時代ならじだいから平安時代へいあんじだい役所やくしょ官衙かんが)とわかりました。その範囲はんい南北なんぼくやく220m、東西とうざい約350m以上いじょうで、北側きたがわふくめると南北は約370mとなります。

 

東山道跡とうさんどうあと

 東山道は古代こだい行政区画ぎょうせいくかくの1つで、京から各地かくちむす主要しゅような7つの幹線道路かんせんどうろのうち、陸奥国とをむす駅路えきろ跡(道路どうろ)を東山道跡といいます。奈良時代ならじだいの道路はばは9mから12m、平安へいあん時代には6m前後ぜんご改修かいしゅうされ、目的地もくてきちまで情報伝達じょうほうでんたつ物資ぶっし輸送ゆそう軍事行動ぐんじこうどうすみやかにおくなえることなどを目的につくられた直線的ちょくせんてきな道路です。本市ほんしとさくら市ざかいにある東山道跡を地元では「将軍道しょうぐんどう」とんでおり、現在げんざいも幅約2メートルの直線的な小道こみちとしてのこっています。遺跡いせきは東山道跡やタツ街道(郡衙ぐんが間の連絡道か)に近接きんせつする交通こうつう要衝ようしょうであることから古代下野国芳賀郡はがぐん所在しょざいした新田駅家にいたのうまや芳賀郡衙別院はがぐんがべついん(出先機関)または、それに関連する施設の可能性が指摘され、古代国家の交通体系や地方支配体制を具体的に示すものとして重要であることから国史跡に指定されました。

 

  • 指定年月日:平成21年2月12日
  • 所在地:那須烏山市鴻野山,小白井、さくら市葛城
  • 所有者、管理者;栃木県、那須烏山市、さくら市、個人
  • 指定面積:130,994.04m2(うち那須烏山市114,342.69m2、さくら市16,651.35m2)

 

長者ヶ平

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは生涯学習課 文化財グループです。

南那須庁舎2階 〒321-0595 栃木県那須烏山市大金240

電話番号:0287-88-6223 ファクス番号:0287-88-2027

メールでのお問い合わせはこちら

アンケート

那須烏山市ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。

Q.このページはお役に立ちましたか?