指定文化財

円応和尚の墓

市指定 史跡

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 天性寺の歴代住職墓地にあり、無縫塔むほうとうに「三十四世智本円応大和尚」と刻字されています。円応えんのうは奥州仙台領衣川(現岩手県)に生まれ、前任地の宮城県村田村の松山寺住職当時から山林開墾や荒地開発に努め、功績を残しています。文政の初めの34・5歳頃、天性寺に来ましたが、天明の飢饉頃から続く人口減少、荒地の増加、村々の疲弊などを憂いて、烏山藩に自費荒地開発を願い出ました。文政11年(1828)からの第1次7ヶ年開発計画が許可されると、資金を借り入れ、向田村や上境村などで約40町歩の開発に成功しました。続いて、天保5年(1834)からの第2次7ヶ年開発計画も承認され、新田役所の役人となり荒地開発を始めました。しかし、天保7年、飢饉に遭ったため中断し、「烏山仕法」の導入に尽力しました。翌8年、仕法実施調査のため相模烏山領(現神奈川県)に出張していて疫病にかかり、帰郷後の同年12月52歳で死去しました。

  • 指定番号:第13号
  • 指定年月日:昭和37年3月8日
  • 所在地:那須烏山市南
  • 所有者・管理者:天性寺

 

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