指定文化財

稲積神社本殿

市指定有形 建造物

29 稲積神社本殿1.jpg

 本神社は平安時代の永万えいまん元年(1165)、須藤宗資が市内下境の居館台地北端に、甲斐国かいのくに(山梨県)の稲積大明神の神霊を分祠して創建したと伝えられ、稲積大明神とも称されています。現存する本殿は、自然石の上に建てられた小規模な一間社流造で、屋根は鉄板平葺です。屋根まわりは破風はふ共に改造されていますが、地垂木・飛檐垂木を含め主要構造体は当初の形を残しています。建立年代は明確ではありませんが、江戸初期頃と考えられます。身舎もやと水引虹梁上に唐様台輪を用いる等、随所に変わったつくりを見せています。なお、豕杈首いのこさす下の斜め板張は宮原八幡宮本殿とならび類例のない地方色といえるでしょう。

  • 指定番号:149号
  • 指定年月日:平成24年3月22日
  • 所在地:那須烏山市下境
  • 所有者・管理者:稲積神社

 

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは生涯学習課 文化財グループです。

南那須庁舎2階 〒321-0595 栃木県那須烏山市大金240

電話番号:0287-88-6223 ファクス番号:0287-88-2027

メールでのお問い合わせはこちら

アンケート

那須烏山市ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。

Q.このページはお役に立ちましたか?