神長門(烏山城裏門)
市指定有形 建造物
烏山城主堀親昌は、寛永17年(1640)追手門(表門)、神長門(裏門)を創建し、万治2年(1659)烏山城山麓に三の丸を築きました。神長門は、現市役所の南、主要地方道宇都宮・那須烏山泉の交差点近くの道路に南向きに面してあった烏山城裏門です。この門は4、櫓門を持たない形式化した高麗門ですが、近世烏山城の一部として唯一残る貴重な建築物です。ただし、現在残る門は大久保氏の時代、江戸末期の造作と考えられ、軒を深くして垂木の下まで全て欅材を使用しています。扉は堅張り、乳金物を付け、両脇に袖塀がついています。棟札によれば、明治18年(1885)5月1日に現在地に移築されました。屋根の葺き替えは幾度も行われ、大正14年(1925)頃屋根を亜鉛鉄板で葺き替え、現在のものは、昭和61年(1986)4月、銅板に葺き替えられています。
- 指定番号:第50号
- 指定年月日:昭和44年6月14日
- 所在地:那須烏山市野上
- 所有者・管理者:個人
- 形状・寸法:高さ453cm、正面幅720cm
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- 2022年11月4日
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