指定文化財

太平寺仁王門

市指定有形 建造物

 太平寺仁王門

 寛文元年(1661)烏山城主堀親昌が、亡父親良の菩提寺を弔うため東江寺を建立した時の建築で、寛文12年(1672)、信州飯田への転封の際太平寺たいへいじに寄進移築されたものです。三間一戸さんげんいっこの楼門で、一層の両側面と裏面は横板張り、正面と通路面は金剛柵とし、仁王像を後方に安置しています。二層目は跳高欄はねこうらんを設け、正面に扉、左右の縦板張りの板壁と裏面中央に格狭間こうざまを彫出しています。屋根は、茅葺を現状に変えたため、当初は垂木が一軒ひとのきであったものを二軒ふたのきとし、隅木を二重としています。下層の飛貫ひぬきの上を頭貫かしらぬきとしないで、通しの大桁とし舟肘木ふなひじきを用いています。これらにおおらかな木取りと全体に素朴な力強さが見られ、構造意匠等に上記の年代の特徴があらわれています。本市における唯一の楼門遺構です。

  • 指定番号:第90号
  • 指定年月日:昭和59年5月23日
  • 所在地:那須烏山市滝
  • 所有者・管理者:太平寺/宝蔵寺(宇都宮市)

 

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