消費者庁には、平成22年12月から平成29年10月までに、医療機関ネットワーク事業の参画医療機関から、子ども(0歳~14歳)の炊飯器や電気ケトル等によるやけど事故に関する情報が計375件寄せられています。
製品による子どものやけどの事故の中で、炊飯器や電気ケトル等は、暖房器具と共に主な要因となっています。
危害の程度が中等症(入院を要する状態)または重症(生命に危険が及ぶ可能性が高い状態)の事故の割合を見ると、電気ケトル等における割合が、炊飯器や暖房器具における割合と比べ高くなっています。
また、中等症または重症の事故を年齢別に見ると、2歳以下の乳幼児の割合は、炊飯器や電気ケトル等において、暖房器具における割合と比べ高くなっています。
事故防止のための注意ポイント
炊飯器や電気ケトル等による、乳幼児を中心とした子どものやけど事故を防止するため、保護者の皆様は主に以下のことに注意しましょう。
(1)乳幼児の行動範囲で、製品を使用しないようにしましょう。
高温の蒸気や転倒して熱湯に触れるおそれのある、炊飯器や電気ケトル等の製品は、乳幼児の行動範囲で使用しないようにしましょう。
(2)乳幼児が、使用中の製品へ近づかない対策を実施しましょう。
これらの製品を使用している場所に乳幼児が立ち入らないよう、ベビーゲートを置くなど安全対策を実施しましょう。
(3)電気ケトル等の容器内には熱湯が入っていることに注意しましょう。
電気ケトル等は、乳幼児の力でも倒れてしまうことがあり注意が必要です。容器内には熱湯が入っていることを忘れずに注意しましょう。
(4)安全に配慮された製品を利用しましょう。
蒸気が出ない、炊飯中にふたが開かない等の機能のある炊飯器が販売されています。Sマーク(電気製品認証協議会が、電気用品安全法の技術基準や認証機関が定めるまたは認めるJIS等の安全基準を満たしていることを認証したことを示したマーク)がついている電気ポットや電気ケトルは、転倒時に湯こぼれしにくい(転倒流水防止)構造となっています。
また、子どもへの配慮、子ども目線を持った良質な製品・サービスなどを顕彰する「キッズデザイン賞」があります。過去に、炊飯器や電気ポット、電気ケトルがキッズデザイン賞を受賞しています。
事故を未然に防ぐために、これらの安全に配慮された製品を選ぶようにしましょう。