電力会社から委託されているという業者から電話がかかってきて、分電盤の点検を勧められたので了承した。後日、業者が来訪し、分電盤を点検すると「古いので漏電して火事になる恐れがある。すぐに交換した方がよい」と言われた。今まで特にトラブルはなかったが、何十年も交換していなかったので、高額だが信用して交換工事の契約を結び、前金を支払った。後から、やはり高額なのが気になり、電力会社へ問い合わせたところ、その会社は関連会社でもなく委託もしていないと言われた。
分電盤は、内部に屋内配線の安全確保等のためのブレーカー等が内蔵されており、一般的に玄関や洗面所等に設置されています。全国的に分電盤の点検商法に関する相談は令和6年度から急激に増え、今年度も多くの相談が寄せられています。
点検商法の手口
・電話等で電力会社やその委託会社を名乗るなどして突然点検を持ち掛ける
・点検後に不安にさせ分電盤交換の契約を急がせる
・分電盤交換は法律で定められている、分電盤の漏電では火災保険が下りないなどと嘘の説明をする
※分電盤を含む家庭用の電気設備については、4年に1回の法定点検が電力会社に義務付けられています。法定点検の場合は、必ず事前に書面で通知の上、登録調査機関の調査員証を携帯した調査員が来ます。点検後にその場で何らかの契約を勧誘することはありません。
トラブルにあわないために
- 電話等で点検を持ち掛ける業者には安易に点検させないようにしましょう。
- 点検させたとしてもその場では契約せず、十分に比較・検討しましょう。
- クーリング・オフ等ができる場合もあります。
- 4年に1回の無料法定点検について日頃から確認しておきましょう。
- 不安や不明な点があれば、すぐに消費生活センター等に相談しましょう。
「分電盤の点検に行きます」の電話から始まる勧誘に注意(国民生活センター)
電気設備の点検等を装った訪問者に御注意ください(経済産業省)