指定文化財

赤坂町祭礼記録

市指定有形 書跡・典籍

 118 赤坂町祭礼記録.jpg

 赤坂町あかさかちょうとは旧烏山町泉町の明治13年(1880)以前の町名です。これは、同町内に住んでいた渓梅軒蘇雲けいばいけんそうんが、烏山鎮守牛頭天王祭礼について、宝暦ほうれき12年(1762)に記録したものです。著者はこの年69歳で、元禄12年(1699)からの64年間に32回の祭礼を1回も欠かさず勤めたことや、6歳から16歳までおどりに出てきたことも記述しています。代々の烏山城主の就封・転封と、その間の祭礼余興、芸題・内容・役割について整理した記録として貴重なものです。なお、応永おうえい24年(1417)沢村五郎資重の烏山城初築、永禄6年(1563)初めての祭礼余興奉納という伝承を記しています。また、寛文7年(1667)、躍狂言おどりきょうげんの初めての奉納、当番町順の決定、家老や奉行屋敷・4ケ寺院などでの地躍じおどり興行を記述しています。元禄14年(1701)頃には三味線の伴奏での狂言所作きょうげんしょさ、路上での仕掛屋台、背景に「山」を揚げるようになったことを記しています。仕掛けも大規模になり、年々、見物人も多くなっているので、若衆も上役の命令に従い、永く継承できるよう努めてほしいなどと書き残しています。

  • 指定番号:第35号
  • 指定年月日:昭和42年7月24日
  • 所在地:那須烏山市中央
  • 所有者:個人
  • 管理者:那須烏山市

 

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは生涯学習課 文化財グループです。

南那須庁舎2階 〒321-0595 栃木県那須烏山市大金240

電話番号:0287-88-6223 ファクス番号:0287-88-2027

メールでのお問い合わせはこちら

アンケート

那須烏山市ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。

Q.このページはお役に立ちましたか?