寛政の町絵図 附町絵図箱
市指定有形 古文書
寛政の町絵図余白書には、「今般之絵図者全正徳年中之習古絵図」とあります。このことから、享保12年(1727)の享保の町絵図以前に正徳(1711～1716)の町絵図が存在していたことがわかりますが、その所在は未詳です。寛政の町絵図は、寛政2年(1790)の作製ですが、そのとき既に享保の町絵図がありました。しかし、寛政の町絵図は正徳の町絵図に倣ったとありますが、その理由は不明です。享保の町絵図がかなり損傷している現状では、保存状態のよい寛政の町絵図の歴史的価値は高いといえます。町絵図箱の材質は杉で、箱書によれば御條目・町絵図・御用帳が収められていましたが、現在、御條目と御用帳は亡失しています。この箱は、町年寄による月番持ち回りの箱であったことがわかります。
- 指定番号:第157号
- 指定年月日:平成26年6月23日
- 所在地:那須烏山市中央
- 所有者・管理者:個人
- 形状・寸法:縦221cm、横411cm
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- 2022年11月4日
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