指定文化財

城主拝命時指示書

市指定有形 古文書

 111 城主拝命時指示書.JPG

 享保10年(1725年)10月18日、大久保常春は8代将軍吉宗から直々に烏山城主を拝命し、併せて五千石を加増されました。これは、そのときの趣意を殿中から江戸屋敷にいる用人達に知らせ、近所の者にも連絡するように指示した文書です。これより先、常春は元禄12年(1699)、25歳で父忠高から1万石の家禄を継ぎ、正徳元年(1711)には6代将軍家宣の御側詰おそばづめとなり、同3年7代将軍家継のときに若年寄に就任しています。さらに、享保2年(1717)には8代将軍吉宗の御鷹野御用係おたかのごようがかりを勤め、同3年にはこれまでの精勤により5千石の加増があったので、家禄と合わせて1万5千石の大名になりました。したがって、享保10年の烏山城主拝命時の5千石加増と合わせて、烏山領2万石を統治することになりました。吉宗の信任が殊の外厚く、享保13年には相州において役料1万石を加増され、老中加判ろうじゅうかはんの列に抜擢されました。なお、大久保氏は江戸時代中頃から幕末までの約140年間、烏山領を統治しました。

  • 指定番号:第150号
  • 指定年月日:平成24年3月22日
  • 所在地:那須烏山市中央
  • 所有者・管理者:個人

 

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