稲積神社の献額・絵馬群(45点)
市指定 有形民俗
稲積神社は12世紀に那須氏が稲積城を拠点とした時以来、歴代領主の保護を受け、民衆の信仰の対象となってきました。そのため多くの文化財が残り、秋の例大祭には獅子舞も奉納され、多くの参詣客が訪れます。本神社の献額・絵馬としては、既に「楊貴妃図」と「韓信の股くぐり図」が県指定有形文化財に、「巴御前絵馬」が市指定有形民俗文化財となっています。この他に稲積神社には明和5年(1768)から安永・寛政・明治・大正・昭和・平成に至るまで45点の献額・絵馬群が残されています。代表的なものには「騎馬武者図絵馬」(70cm×101cm、明治22年)、「武者絵絵馬」(112cm×121cm、寛政6年)、「稲積大明神絵馬」(36.5cm×54.5cm、明治30年)などがあります。これらは約230年に及ぶ長期の奉納年月と奉納者の地域的広がり、庶民の厚い信仰をよく反映した貴重な民俗資料と考えられます。
- 指定番号:第158号
- 指定年月日:平成26年6月23日
- 所在地:那須烏山市下境
- 所有者・管理者:稲積神社氏子
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- 2022年11月4日
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