指定文化財

塙の天祭(国選択)

国選択 無形民俗文化財

塙の天祭(国選択無形民俗文化財)

 天祭とは、太陽や月をはじめとするよろずの神仏に、風雨順調、五穀豊穣などを祈願する行事で、天念仏とも言われ、県内各地で行われています。塙の天祭はなわのてんさい行事と念仏踊りは、享保きょうほう年間(1716~1736)に三箇の松原寺を開山した出羽出身の鳥海上人が伝えたとされています。従来、二百十日を中日とする二夜三日にわたって行われましたが、最近では9月1日に最も近い日曜日に開かれるようになりました。松原寺境内に仮設の天小屋を組立て神官と僧、行人ぎょうにん(出羽三山に詣でた人が務める)が二階の天棚てんだなに上って神仏に祈ります。また、前の舞台では、笛や太鼓の演奏に合わせて天祭躍り(現在では地元の小中学生による)が披露されます。天祭お囃や踊りが付き内容豊富な形に発展していますが、当地区のものは中でも代表的なものです。また、出羽三山信仰との結びつきがあり、神仏習合の姿をとどめているなど民間信仰の面からも注目されます。

  • 指定番号:国選択第360号
  • 指定年月日:昭和57年12月21日
  • 所在地:那須烏山市三箇(松原寺)
  • 保存団体:塙天祭保存会

 

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