宝篋印塔
市指定 有形民俗
宝篋印塔は、宝篋印陀羅尼の経文を納めた塔のことですが、後世、葬塔もしくは供養塔として建立されるようになりました。構造は、基檀上に基礎・塔身・笠・相輪と積み上げ、相輪は、露盤・伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠などからなります。中世から近世初期のものには、笠の四隅に馬耳形突起があります。この宝篋印塔には隅飾りがなく、時代は下がります。基礎に一家の戒名が刻され、塔身の四面に種子が彫られていて、供養塔であることがわかります。建立の由来は定かではありませんが、童子を含む家族全員を供養したものとして数少ない例です。建立年代は江戸期と思われます。
- 指定番号:第41号
- 指定年月日:昭和43年3月26日
- 所在地:那須烏山市滝
- 所有者・管理者:太平寺/宝蔵寺(宇都宮市)
- 形状・寸法:塔高220cm
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- 2022年11月4日
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