二十三夜供養塔
市指定 有形民俗
享和3年(1803)4月、地元住民が二十三夜供養塔として道しるべを兼ね、金井町口木戸の江戸街道滝村筋の基点に建立したものです。碑文(読み下し)「吾が邨の流俗下弦毎に相会して月の出の光を拝す。これを二十三夜侍と称す。功積れば則ち墳を築き碑を建て供養塔と名づく。藩外金井街の人若干戸月々此の会を為して茲に秊あり。今将に碑を建てんとして相共に議して曰く、郭外の岐路行人をして遅回せしめんことを恐る。因って碑をここに建て并せて各方の道里を記して行人に便す。嗚呼往来の旅客就ち此の標を見れば則ち老馬の智いたすを須いず。而うして直ちに窮途の哭を免れん。銘に曰く、子産人を溱洧に済す。識者以て誹と為す。是れ此の道標は鄭国の政に比して偉なるかな巍々たり。」撰文は、烏山出身の蘭学者・西洋医学者の高田良道、書は湯津上出身の儒学者諸葛蠡(琴台)で、二人とも当時有名な学者でした。碑面に彫られた撰文は、まさに名文であり、書は美しい筆蹟を残しています。
- 指定番号:第48号
- 指定年月日:昭和44年3月26日
- 所在地:那須烏山市中山(旧七合中学校敷地内)
- 所有者・管理者:個人/那須烏山市
- 形状・寸法:高さ125cm、幅70cm
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- 2022年11月14日
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