ブランド品や入手困難な商品が安く買えるなど、通販サイトを見て注文し代金を支払ったのに商品が届かなかったり、偽のブランド品が届いたり、商品の大きさや形が違うものが届いたり、商品が届かないのに代金の払い戻しがされず、事業者と連絡が取れなくなり返金されない等、通信販売でのトラブルは後を絶ちません。

　また、実在する事業者を装った偽サイトのほかに、最近は、実在する住所や電話番号を事業者の住所や電話番号として表記しているサイトもあります。インターネットの地図で調べると実在する住所のため、信用してしまうこともあります。

怪しい通販の特徴

• 市場で希少な商品が入手可能
• ブランド品や希少な商品が不自然に安い
• サイト内の日本語表記が不自然
• 支払方法が代金引換や銀行振込に限定され、振込先の口座が個人名義
• キャンセル、返品、返金等のルールの記載がない
• 事業者の名称、住所、電話番号が明記されていない
• 事業者情報をインターネット検索で調べると、無関係の事業者情報など、嘘の情報が記載されている
• 事業者への連絡方法が、問い合わせフォームやメールのみ
• 問い合わせ先のメールアドレスがフリーメール
• 問い合わせ先の電話番号が通じない、通じても別の事業者や個人宅
• URLが暗号化されていない（http:～は暗号化されていない、https:～は暗号化されている）
• URL末尾が見慣れないドメイン（一般的なドメイン：「.jp」「.com」など）

消費者へのアドバイス

• 公式サイトや他の通販サイトに比べて格安な価格で消費者を誘い込む手口は、偽サイトの典型的な手口です。怪しい広告はタップ（クリック）せず、怪しい通販サイトでは注文しないようにしましょう。
• 正規と同じ名称やロゴマークが掲載されていても、偽サイトの可能性があります。ロゴマーク等に惑わされず掲載されている事業者の名称、住所、電話番号、支払方法、URLなどを隅々まで確認しましょう。
• 正規事業者の公式サイトで偽サイトについて注意喚起されている場合がありますので、公式サイトなどを確認することも有効です。
• 偽サイトや詐欺サイトが検索の上位に表示される場合や、普段から利用するSNS等の広告に表示される場合もあります。怪しいサイトかどうか確認をしましょう。

ウエブサイトの信憑性を確認できるサービスがあります

　JC3（一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター）では、警察・会員企業等と連携して、詐欺等の被害につながる偽ショッピングサイトによる被害を軽減するため、収集した偽ショッピングサイトについてScamAdviserへ情報提供をしています。ScamAdviserでは、ウエブサイトの信憑性について、インターネット利用者が確認できるサービス「SAGICHECK」を提供しています。SAGICHECKを利用してウエブサイトの危険性の有無を確認することができます。                                                                                                                             ※ScamAdviser：オランダに拠点を持つ「Ecommerce Operations B.V.」が運営

• 2025年12月23日
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