中世文書(8点)
市指定有形 歴史資料
天性寺には、中世末期の烏山城主那須市関係の寄進状や由来書など8点が保存されています。いずれも天性寺宛です。寄進状は、(1)高資が、天文15年(1546)父政資の菩提を弔うため森田の淨光寺へ永代寄進したもの。(2)角田辰房丸が同17年、先祖供養の茶湯料として、「寺地と山四澤四」という広大な土地を寄進したもの。(3)資胤が天性寺へ指し出した寄進保証書。(4)天文20年の玄藤(那須氏系図によれば資房)の寄進状。(5)妙香(那須氏法名帳で資房の室)の寄進状。なお、玄藤と妙香は、先に息子の政資に先立たれ、さらに天文20年正月に孫の高資が千本城で謀殺されるという悲しみの中で、供養を謝し、後生を願って田畑を寄進したものと思われます。
- 指定番号:第68号
- 指定年月日:昭和46年3月23日
- 所在地:那須烏山市南
- 所有者・管理者:天性寺
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- 2022年11月4日
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