指定文化財

木造 薬師如来坐像

県指定有形 彫刻

13_木造 薬師如来坐像(西光寺).jpg

 本像は、桧材、寄木造、彫眼の素地像です。偏袒右肩へんたんうけん納衣のうえを着け、左手は五指を広げて掌に薬壺を載せて、右手は五指を広げて掌を前方に見せる施無畏印せむいいんを結び、左足を上にして結跏趺坐けっかふざを組んでいます。台座下框したかまち部上段がかなり広く作られていますので、本像全体が大変安定感のある像となっています。肉髻にっけい部の低平さや螺髪らほつ髪際はっさいの中央部が大きくうねる地髪部など、宗風の影響を受けた作であり、鎌倉時代の造立と考えられます。造立時の光背および多重台座を完備した像は、県内においては、矢板市寺山観音寺の千手観音坐像(国指定重要文化財)と本像のみであり、大変貴重な像です。

  • 指定番号:有第589号
  • 指定年月日:昭和63年4月8日
  • 所在地:那須烏山市熊田
  • 所有者・管理者:西光寺/宝蔵院(那珂川町)
  • 形状・寸法:像高42cm

 

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