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株式会社環境生物化学研究所(企業の魅力発信事業 インタビュー動画・記事)

株式会社環境生物化学研究所(那珂川町北向田231)学術研究,専門・技術サービス業

株式会社環境生物化学研究所は那珂川町北向田に事業所を構え、私たちの生活にも密接にかかわる環境調査分析のスペシャリストとして活躍する企業です。
今回は代表取締役の
久我和之様にお話を伺いました。

(1)環境生物化学研究所

 

久我社長が代表取締役に至るまでの略歴を教えてください。

出身は福岡県北九州市で、子供時代は親の転勤に合わせて東京・神奈川に移り住みました。
前職の仕事で栃木へと転勤した際に先代社長に誘われる形で就職し、5年前に代表取締役に就任しました。
雄大な那珂川や鷲子山神社があり、風光明媚な那珂川町の雰囲気が好きです。
栃木県は子育てするには非常に良い土地だと思っています。

(2)環境生物化学研究所

栃木に移住して約 20 年。休日はお子さんの習い事や行事への参加など家族で過ごすことが多いとのこと。
那珂川町の温泉を楽しむこともあるそうです。

 

経営者として活躍される久我社長ですが、学生時代の思い出を聞かせてください。

剣道部での活動と、大学進学後の寮生活が思い出深いですね。
部活動を通して継続して物事に取り組むことの大切さと忍耐を学ぶことが出来たと思っています。大学では主将としてメニュー作りから活動計画作りまで携わり、チームが成果を出すためにマネジメントする経験ができました。
寮生活では、学年も出身地も異なる様々な人間が集まって共同生活をしなければいけない環境の中で、様々な価値観に触れながら生活することができました。
このような経験が、現在仕事をする上で活きていると感じています。

 

学生時代から広い視野を持つことと、主体性を持って取り組む経験を積まれてきたのですね。
そんな久我社長率いる環境生物化学研究所はどのような会社だと言えるでしょう
か?

お客様と社員に寄り添う会社であることを大切にする会社です。
環境問題を取り扱うということは、裏を返すと既に問題や懸念事項を抱えている方がお客様であるというケースがほとんどです。そう考えると、お客様の悩みに寄り添い、一緒に考えることが基本となる仕事だと思っています。
寄り添うことを大切にする会社だからこそ、従業員同士もお互いを大切にする会社でいられるよう心掛けています。

(3)環境生物化学研究所

 

お客様の悩みに寄り添い、環境に関する課題解決に向き合う企業様であることが分かってきました。
それでは具体的な業務内容についても教えてください。

事業の柱は計量証明事業です。これは大気や水質土壌の濃度などについて調査分析を行う事業です。その中で有害性のあるものが含まれているかどうか、現在の土壌環境の実態等を明らかにすることを仕事にしています。
わが社はダイオキシン等分析という特殊な分析が出来ることが強みと言えます。これが出来るのは栃木県では弊社のみで、全国でも 80 社ほどしかありません。そのため同業他社からも依頼を請けることもあります。

ダイオキシン類は農薬由来か焼却由来で発生するものになるので、お客様は行政などの廃棄物関連企業が多い傾向にあります。
施設を作る段階から稼働中、取り壊す際の安全性の一連の調査を対応しています。
そのため一口に計量証明事業といっても、コンサルタントのような形でサポート提案していくような傾向が強いです。
北海道から沖縄まで広く取引があり、行政、建設、施設コンサルタント、廃棄物事業者、同業他社など様々な業界にわたります。

(4)環境生物化学研究所

持続可能な社会作りの必要性が叫ばれる昨今、環境生物化学研究所様が社会に果たす役割がますます重要になってきますね。
では次に組織が掲げる経営理念についても教えてください。

「環境関連分野におけるお客様の悩みに対し、相手の立場に立って考え、解決を通じて人と事業と組織の輪を広げ、未知なる悩みに挑戦し続ける」を理念として掲げています。
お客様の悩みに対し、独りよがりで解決策を提示するのではなく、お客様の悩みに寄り添い一緒に考え、解決策を提示しながら事業を作り、輪を広げていく。
お客様の課題解決に取り組む中で、従業員も成長していけたらと考えています。

 

未知なる悩みという言葉が印象的ですが、どのような意図が込められているのでしょうか?

お客様の課題には、顕在化されている悩みと潜在的なものの両方があると思うんです。
お客様にも見えていない問題点にこそ根本的な問題があることもあります。業務を通じて奥深くに潜む潜在的な課題まで考え、寄り添い提案していきたいと考えています。

(5)環境生物

(6)環境生物

廃棄物に関することや生態系に関することまで、事業内容は環境分野の多岐にわたります。

 

次にどのような方がお仕事をされているか教えてください。

現在54名の従業員が働いています。うち女性は15名程です。年代は20代から50代までがバランスよく働いているので、20代から30 代の従業員が大体半分という形になっています。平均年齢は40代弱といったところだと思います。
従業員同士がそれぞれの悩みにも寄り添うということも会社としては大切にしたいと思っているので、従業員同士での親睦機会や社内での部活動を奨励するようにしていました。
しかし感染症拡大の影響でここ2年程は何もできていないのが残念です。若い従業員が増えているので、研修などで切磋琢磨する機会も充実させていきたいです。

(7)環境生物

 

お会いした従業員の皆さまが明るく元気な方ばかりだと感じました。
社長という立場から、従業員について感じていることを教えてください。

最近社員の中で主体的に組織の問題を解決しようという動きが芽生えてきているのが嬉しいですね。最近では新人研修について中堅社員が自発的に検討してくれており、組織として成熟してきていると感じています。

 

チームの成長は、リーダーとして嬉しいですね!
そんな久我社長が企業の未来を拓いていくために求める人材像について教えてください。

若いうちにいろんな人に会って、多様な価値観に触れるのが大切ではないかと思っています。
資格や学歴は問いません。一口に環境問題といっても、時代に合わせて求められる能力も常に変化するからです。
学生のうちは特定の分野を伸ばすというより幅広いことに関心を持ち、学ぶ意欲を持ってほしいし、そんな方と一緒に仕事がしたいですね。

(8)環境生物

日常生活の身近なところにも環境問題は隠れているので、それぞれの立場から意識を持ってもらえたらとも語ってくださいました。

 

最後に若者へのメッセージをお願いします。

権利と義務、自由と責任というものを学生のうちから意識してほしいと思っています。世の中の動きは激しく、求められることも複雑になってきています。
その中でも大切なのは、目の前で取り組んでいる課題や問題から逃げずに向き合う力です。
今やれる事に全力でチャレンジして、学生時代を全うしていただきたいです。

 

今回は若手従業員の声として、管理部の齊藤様からもお話を頂くことが出来ました。
自己紹介をお願いします。

齊藤蘭と申します。出身は那珂川町の小川です。高校は烏山高校、大学は小山の白鴎大学法学部出身です。
前職の金融機関から環境生物化学研究所に転職して1か月になります。
地元での就職なので自宅からの通勤も負担がなく、土日の休みを使ってオンオフの切り替えがしやすいです。
とても良い環境で仕事が出来ているなと感じています。

(9)環境生物

地元で働きたいという想いで転職先を探しているときに、環境生物化学研究所と巡り合ったと語る齊藤さん。

 

現在どのようなお仕事をしているか教えてください。

私は管理部に所属しており、報告書作成業務などを担っています。現在はアスベストに関する業務を担当しています。期日を確認しながら報告書などの資料を作成してお客様に提出する業務を行っています。
従業員は皆人当たりが良く優しいので、非常に働きやすいですね。

(10)環境生物

 

着任して1か月とのことですが、仕事をしてみて業務について感じたことを聞かせてください。

環境と聞くと生物や森林のようなものを連想しますが、人の生活の中で必ず出る「廃棄物」といったものと向き合うことが多い仕事です。環境の維持改善を下支えしているという実感が持てる魅力的な仕事だな。と感じています。
これからまだまだ成長していく分野だと感じているので、組織に貢献できるよう仕事に励んでいきたいです。

 

これから社会に出る若者へのメッセージをお願いします。

会社を選ぶときに、ネームバリューや福利厚生で選ぶのも良いですが、一度地元に目を向けて頂きたいな。というのが私の想いです。
環境生物化学研究所のことを知らずに那珂川町に暮らしていましたが、地元就職を考えたことをきっかけに、魅力的な会社とのご縁を頂けたと思っています。
身近なところに目を向けて、自分のキャリアと向き合って頂けたら嬉しいです。

(11)環境生物

久我社長の誠実に顧客に寄り添う姿勢と、齊藤様の地域への想いが二人の言葉からひしひしと伝わってくるインタビューとなりました。
お忙しい中快く応じてくださりありがとうございました!

 

今回取材した、株式会社環境生物化学研究所の詳細はこちら

URL:http://www.kanseikn.co.jp/

令和3年12月取材
文責 NPO 法人クロスアクション

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このページに関するお問い合わせは商工観光課 商工振興グループです。

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