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リンレイテープ株式会社(企業の魅力発信事業 インタビュー動画・記事)

企業の魅力発信事業 インタビュー

リンレイテープ株式会社(那須烏山市藤田1600-72) 製造業

 

栃木県那須烏山市に二つの製造拠点を構え、粘着技術で新たな利便性を創造することを理念に挑戦を続けるリンレイテープ株式会社の皆さんにお話を伺いました。
リンレイテープ(1)

 

本日は貴重なお時間を頂きありがとうございます。自己紹介をお願いします。

リンレイテープ株式会社で生産本部長を務めております佐藤恒と申します。
生まれは神奈川県川崎市、育ちは岩手県奥州市で、大学卒業後にリンレイテープへの就職に合わせて栃木県に移住してきました。

リンレイテープ(2)

大谷翔平選手と同じ中学校を卒業していることがひそかな自慢と話してくださいました。

 

学生時代の佐藤さんについて教えてください。

昔から本を読むことが好きで、とりわけ感動するような小説を読むのが好きで、感受性を伸ばすことにつながっているのかなと思っています。ちなみに東野圭吾さんの小説が好きで、涙の出るような感動する話も多く、是非読んでいただきたいです。

 

続いてリンレイテープの取り組みについて教えてください。

約120名の従業員で事業に取り組む粘着テープの製造メーカーです。
一般的に流通しているガムテープや、建築資材用のマスキングテープなどを主力製品として製造しています。
以前はホームセンターへの納品が主でしたが、他業種が集まる展示会に積極的に参加し、過去に取引のなかった業界との取引も行っています。その他、オーダーメイドの要望に応える取り組みとしてプリントされたテープの製造も行っています。ニーズに合わせて小ロットでもお届けできるような商品づくりをしています。

 

リンレイテープ(3)

那須烏山市からの要請で製作した商品

 

オーダーメイドの商品を小ロットから製造してもらえるのはありがたいですね!現場で活躍する従業員さんはどんな方たちなのでしょうか。

営業所について北は札幌、南は福岡まで7拠点あり、生産拠点は那須烏山市のみとなります。工場の人員は80名ほどになります。
工場の平均年齢は42歳。40代が37%。30代と50代以上が24%。20代が15%となっています。
性別としては、女性が3割、男性7割ですが、品質管理や事務、軽作業に携わる部署については女性が多く活躍しています。
営業所はセールス担当者が数名ずつ勤務しており、構成としては工場の人員が大多数となっています。
就職する方は市内の二つの工場のどちらかに配属されることが基本です。

 

 

従業員の意欲を高める取り組みとして行っていることがあれば教えてください。

工場の中でも製造、検査、材料の仕入れなど様々な仕事をする従業員がいます。その中から選抜してチームを作り、切磋琢磨して利益改善を目指すような活動を行っています。活動を通して成功体験を積むことで、より大きなプロジェクトにも挑戦し、やりがいを見出していけるような流れを作っています。

 

リンレイテープ(4)

「挑戦してうまくいくと嬉しいんですよね。従業員一人一人に成功体験を作ってほしいんです。」そう優しい顔で語る佐藤さん

 

 

経営方針として「従業員の安全・健康を最優先とし、働く喜び・幸せが感じ取れる会社」を掲げております。健康優良企業の認定を受けているほか、労働災害0運動も展開しています。有給取得奨励も進めており、有給取得率75%以上を達成しています。その他リフレッシュ休暇制度も取り入れており、勤続5年経過ごとに、連続7日間の休暇を取ってもらっています。こちらは達成率100%になっています。

地域に魅力を伝える取り組みにも力を入れており、とちぎ国体での商品寄贈やボランティア参加、地元のお祭りへの出店や小学生達への工場見学会などを通して、多くの方に知っていただく努力を続けています。

知名度を上げるために、登録認定制度「とちぎSDGs」「那須烏山市ワーク・ライフ・バランス推進企業」「栃木県女性活躍応援団」などの認証を通して地域社会から評価いただける企業を目指しています。

 

リンレイテープ(5)

 

事業を通して感じるやりがいについて教えて下さい。

お客様の困りごとを聞き、要望に応えられる商品を提供することにやりがいを感じますね。商談会に参加し、様々な業界の方から、メーカーの立場では想像もつかないような相談を受けることもあります。商談会に来たお客様に我々の商品を提案すると、「えっもう出来たんですか」とびっくりされます。そんな言葉を頂くときは、この仕事をしていて喜びを感じる瞬間ですね。商品づくりで喜ばれたことを従業員にも伝えて、モチベーションアップにつなげていきたいと思っています。

 

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これから社会人になる方へのメッセージをお願いします。

社会人になると、お金を頂くことに対して責任が生じるので、学生の頃とはガラッと意識を変える必要が出てきます。その意識をしっかり持つことが重要になってきます。職場には世代や価値観、国籍が違う人まで同じチームとして働くことになるので、そのためにはやはり人間力や、コミュニケーションの押し引きのバランスが問われてくるのかなと思います。従業員みんなが同じ目的目標を意識して取り組まないと会社が傾いてしまうので、責任感を持って組織と社会に貢献してもらいたいと思います。

 

 

続いて人材募集にあたってのお話を、生産副本部長兼栃木・江川副工場長の山口淳一さんに伺いました。

自己紹介をお願いします。

生産副本部長の山口淳一と申します。
私は入社38年目になり、副工場長で採用担当をしています。

リンレイテープ(7)

出身は那須烏山市で、現在の栃木工場すぐ近くで育ったそうです

 

リンレイテープが目指す目標などについて教えてください。

弊社は平成元年からこの栃木に拠点を構えてものづくりに取り組んできました。これから地域に恩返ししていくためにも、社会貢献活動の実践や、雇用の受け皿としての役割を一層担っていきたいと考えています。そして従業員や家族が「良い会社で働いているね」と言われるような企業にしていきたいです。

 

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求める人材像について教えてください。

何事も一人でできることは限られています。多様な人と協力しながら仕事を進めることが重要です。チームワークを大切にし、向上心を持って取り組める人材を求めています。興味がある方向けに、工場見学なども問い合わせがあれば順次対応しています。

また、社会人として必要になるのはコミュニケーション能力であり、その基本になるのが礼儀正しさだと思います。挨拶や言葉遣い、身だしなみや日々の態度が礼儀正しさにつながります。「当たり前のこと(A)を・馬鹿にしないで(B)・ちゃんと(C)・できる(D)」ABCD法則をしっかり実践できることが重要だと考えています。

 

これから社会人になる方へのメッセージをお願いします。

社会人になるにあたり、自ら学ぶことを辞めてしまう方がいます。社会人になっても継続的に学び、知識を身に着けていくことが大切です。課題を解決する力から、課題そのものを見つける力も求められるので、向上心を持ってたくさんの知識を身に着け、悔いのない人生を送れるように取り組んでください。人生最後まで勉強です。

 

 

最後に職場で働く若手人材として、生産技術課の大橋さんと管理課の吉井さんにお話を伺いました。

自己紹介をお願いします。

  • 吉井さん

管理課の吉井千乃と申します。高校卒業後にリンレイテープに就職し、現在勤続7年目です。高根沢町から通勤しています。
休みの日に買い物やカフェ巡りをするのが趣味です。

 

リンレイテープ(9)

学生時代は商業を選考し、簿記やPCスキルに関する勉強に力を入れていたそうです。

 

  • 大橋さん

生産技術課の大橋拓人と申します。入社して今年で6年目になります。生まれは宇都宮ですが、那須烏山育ちです。
前職も工業系の職場で働いており、生産技術課の新設に関わっていました。転職を考え始めた折にリンレイテープの求人が目に入り、業務内容に魅力を感じて転職しました。

 

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休みの日はお子さんと遊んで過ごすことが多いと語る大橋さん。せせらぎ公園が定番スポットだそうです

 

就職したきっかけと印象について教えてください。

  • 吉井さん

高校で学んだ商業系のスキルが活かせると考えたことと、就職前の工場見学の際に、生活に身近な製品の製造過程を見て、興味がわいたことから志望しました。最初は社会人になるにあたっての不安でいっぱいでしたが、いざ就職してみると暖かく迎え入れてくれて安心したのを覚えています。

 

  • 大橋さん

子どものころからものを作るのは好きで、工場には様々な機械が多様な役割をもって活躍しているので、機械を整備したり修理することに面白さを感じるようになっていきました。
職場環境という意味では、「従業員と役職者との垣根がないな。」と感じました。休憩中などにプライベートの話を気さくにしてくださったり、悩みも聞いてくださるので働きやすいなと思います。

 

担当されているお仕事の内容について教えてください。

  • 吉井さん

管理課では10名の職員からなり、製造予定から納期の回答、出荷までを担っています。私は出荷業務をメインで担当しています。
商品がお客様の手に届く最終段階の部署になるので、細心の注意を払って作業するよう心がけています。

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  • 大橋さん

生産技術課は4名の従業員が担っており、稼働している機械の保守管理を行う部署になります。現場で稼働している設備のトラブルはいつ発生するかわからないので、現場の状況に応じて逐一対応しています。その他新しい案件が発生した場合は、生産ラインの再設計を行ったり、機械の選定をしています。技術面の仕事なので、機械の不調の原因も毎回違います。過去にないケースの障害もあり、面白さと難しさの両面を感じています。

リンレイテープ(12)

 

お仕事のやりがいについて教えてください。

  • 吉井さん

社員の意見に耳を傾け、「もっとこうしたい!」とか「チャレンジしたい!」という発言をしやすい環境を作ってくれていること、前向きな意見を出したら尊重して耳を傾けてくれる環境なので、やりがいをもって仕事に取り組めています。また、栃木県が設立する女性活躍応援団に企業登録しており、私も女性の活躍を後押しする第一号になりたいと思って取り組めていることも、上司のお陰かなと思っています。

 

  • 大橋さん

一人でする仕事もやりがいはありますが、生産現場と一番近いところで一緒にアイデアを出し合いながら仕事を進められることは、リンレイテープの生産技術課職員としての働きがいだと思っています。

 

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これから社会人になる若者へのメッセージをお願いします。

  • 大橋さん

就職後には周りに流されないで、自分の価値観を大事にしてほしいです。今まで培ってきた価値観を失くしてしまうと自己決定を人に委ねるようになってしまいます。自分の人生のために仕事とどうやって向き合っていくかを自分なりに考えながら社会人になっていってほしいと思います。

 

  • 吉井さん

就職してからの心得として

〇就労責任(周囲からの見え方や、自分の業務がどのような役割を持つのか意識する思考力、想像力をもって仕事をすること)
〇質問責任(わからないことをそのままにせず相談すること)
〇奉仕責任(人の役に立つために行動する心がけ)

これらのことを考えながら仕事に打ち込むことで、自分のキャリアにつながっていくと思います。
これらを念頭に置いて社会経験を積み、成長していってほしいと思います。

 

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従業員同士のお話の様子から仲の良さが伝わってきて、前向きに新しいことに挑戦できる環境が整っていることを感じました。

佐藤さん、山口さん、大橋さん、吉井さん、ご協力ありがとうございました!

 

 

▽今回取材に協力いただいたリンレイテープ株式会社様の詳細はこちら

https://www.rinrei-tape.co.jp/

 

 

令和6年3月取材
文責 NPO法人クロスアクション

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは商工観光課 商工振興グループです。

烏山庁舎1階 〒321-0692 栃木県那須烏山市中央1-1-1

電話番号:0287-83-1115 ファクス番号:0287-83-1142

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