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特別養護老人ホーム和見の里山(企業の魅力発信事業 インタビュー動画・記事)

企業の魅力発信事業 インタビュー

社会福祉法人鶯和会 特別養護老人ホーム和見の里山(那珂川町和見1940-1)介護サービス業

那珂川町和見に事業所を構え、社会福祉法人鶯和会が運営する特別養護老人ホーム「和見の里山」。
グローバルなキャリアを経て施設長として活躍する高野譲司さんにお話を伺いました。

 

和見の里山(1)

自己紹介をお願いします。

社会福祉法人鶯和会理事、和見の里山施設長の高野譲司と申します。那珂川町馬頭の出身です。

那珂川町馬頭小学校を卒業したあと、中学から高校まで千葉の寮制の学校に通っていました。その後16歳で留学し、大学卒業まで7年ほどアメリカで過ごしていました。
アメリカではマサチューセッツ州の高校に通学し、大学内では物理学を学んでいました。
帰国後翻訳通訳の仕事のかたわら、特許事務所で10年ほど働き、その後高野病院に勤務し、理事を務めています。

この施設を建築運営するにあたり町から公募があって参加するために2014年に社会福祉法人を設立。
2016年の和見の里山開設時から施設長を努めています。

 

ありがとうございます。学生時代に取り組んだことと、今に活きている経験について教えてください。

アメリカでは日本とは部活の種類も異なり、自動車部と空手部に所属していました。空手部では大会などに出場する時の補佐役もしていました。異文化での生活や部活動を通していろいろな人とコミュニケーションを取る必要性・重要性を学ぶことができました。

 

和見の里山(2)

発音や文化の違いに触れた留学時代。何よりカロリーの高い食事をとる食生活にビックリしたとのこと。
ホームステイ先で朝食にステーキが出された思い出を聞かせてくださいました。

 

余暇の過ごし方や、那珂川町の好きな場所があれば聞かせてください。

子どもの頃から馬頭中学校の近くにある馬頭公園がお気に入りの場所でした。家族で花見をしたり、放課後友達と遊んだりしたのは懐かしい思い出です。
大人になってからも街を歩くのが好きで、なかがわ水遊園近くまで散歩をすることもあります。
また、読書が好きで通販のおすすめを取り寄せたり、海外ニュースに触れることを楽しみにしています。本はジャンルを問わずなんでも読みます。

和見の里山(3)

 

常に学び続ける姿勢が伝わってきますね。それでは事業についてお話を伺っていきます。
和見の里山を一言で表すとどんな事業を行っているのでしょうか?

地域密着型の特別養護老人ホームとショートステイ短期療養型の施設です。

特別養護老人ホーム・ショートステイもやることは本質的には変わりはなく、利用者さんがその人らしく過ごせることを第一としています。入浴・食事介助・排泄介助を実施しています。

那珂川町の方を対象とした施設なので、感染拡大前は利用者さんやその家族同士が施設内ですれ違うと同窓会のような雰囲気になることも度々ありました。地域の温かみを感じ、とても微笑ましく感じるものですよ。

 

 

和見の里山(4)

 

地域密着型の施設ならではの光景ですね。次に経営者として大切にしていることを教えてください。

入居者のみならず、職員も過ごしやすい環境を提供するということを大切にしています。職員が休憩時間をリラックスして過ごせるよう、必ず現場から離れて休むよう申し伝えています。

宿直休憩室を設けたり、自宅に戻りお昼を食べてもらったり、談話室などに移動して1時間過ごすなどというように休憩と仕事のメリハリをつけるようにしています。また有給休暇の取得率アップにつながるよう声掛けしています。希望休も100%通るようになっています。

 

従業員の方にとって嬉しい配慮ですね。そんな和見の里山の施設としての特徴や強みを教えてください。

完全個室型となっており、複数人で利用する部屋はありません。したがって、丁寧なケアとプライバシーが保てるよう心がけています。高野病院(栃木県那須郡那珂川町馬頭)と連携しており、緊急の際は医師がすぐ駆けつけられる体制が出来ていることも当施設の強みです。

 

現場で活躍されている従業員の方について教えてください。

非常勤含めて38名が勤務しています。
男性15%、女性が85%。年齢は20歳代から70歳過ぎの方まで幅広くいらっしゃいます。65歳を超えても働ける現場を提供しています。

従業員はグループごとに緊密に連携して業務を行っています。急遽お休みの人員が出てしまった際、部署のリーダーでやり取りしてヘルプに入ったりなど、利用者に負担をかけないように現場で対応してくれています。
また、積極的にコミュニケーションを取ることで、現場からの改善の提案などが上がってきて、それにできるだけ対応するようにしています。

現場のみなさんは、とても頼もしく、ありがたいと感じています。

和見の里山(5)

入居者に寄り添ってサービスの提供をすることで、利用者やそのご家族から感謝の言葉を述べられるとやりがいを感じると話す髙野さん。

 

和見の里山が目指す今後の目標について教えてください。

この施設は、もともと和見地区の方から要望に応える形で生まれた施設です。那珂川町も例にもれず、人口構造が高齢化社会から高齢社会になってきています。
今後も福祉サービスを必要とする方が年々増えてくることが予想される中で、安心してご利用いただけるよう質の高いサービスを提供していきたいです。
社会に対しては、高野病院と和見の里山の連携を町内の方々にもっと認識していただき、福祉事業を牽引する存在になれるよう頑張っていきたいと考えています。

また、事業を通して、福祉医療の提供の場として町の中心的な存在になれるよう邁進したいと考えています。
介護職に対する「辛くて大変」といった先入観で職業の選択肢から外してしまう方もいらっしゃるかと思います。
一度現場を見て、やりがいのある素晴らしい仕事であることに気づいていただいて、安心して利用、また働ける場としてみなさんにお伝えしていきたいと考えています。

 

その目標達成のために求める人材像を教えてください。

入居者利用者に寄り添える、福祉の心を持った方を求めています。実際現場に入ると思いもよらぬ介助があるので、粘り強い心を持った方に来ていただきたいと考えています。

また、当施設は利用者様の情報をパソコンで管理しています。その日の体調や食欲などを入力し、グラフで管理できるようになっています。学生さんにはパソコンの基本的な操作を学んでほしいと思います。

人生経験という意味では、いろいろな方、世代とコミュニケーションを取っておいたほうが良いと思います。年上の方との接し方を学んでほしいなと思います。

和見の里山(6)

 

いろいろなお話を頂きありがとうございます。最後にこれから社会人になる方へのメッセージをお願いします。

これから社会人になるみなさんには組織内での報告・連絡・相談をしっかり意識しながら、頑張ってほしいと思います。
職場でストレスや違和感を感じたら、周りの上司や仲間を頼るようにしていただきたいと思います。

 

穏やかな口調の中に、利用者とそのご家族、従業員、地域それぞれへの思いやりが伝わってくる素敵なお話に胸を打たれる想いでした。
この度は貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました!

今回取材に応じてくださった社会福祉法人鶯和会 特別養護老人ホーム和見の里山様の詳細はこちら
URL:https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/

令和4年9月取材
文責 NPO 法人クロスアクション

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このページに関するお問い合わせは商工観光課 商工振興グループです。

烏山庁舎1階 〒321-0692 栃木県那須烏山市中央1-1-1

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