株式会社アミノ(企業の魅力発信事業 インタビュー動画・記事)
企業の魅力発信事業 インタビュー
株式会社アミノ(下川井2128)製造業
株式会社アミノは昭和47年に煎餅の製造工場として法人化し、「共努共栄」を経営理念に掲げ、安心安全な美味しいお煎餅を家庭に届ける食品メーカーとして活躍しています。
今回は株式会社アミノで活躍する3名の従業員さんからお仕事の内容ややりがいなどについてお話を伺いました。
まず最初に包装課の新井さん、太田さんのお話を伺っていきます。最初に自己紹介をお願いします。
- 新井さん
包装課の新井直美と申します。株式会社アミノに就職して今年で10年目になります。
那須烏山市出身で、地元の高校を卒業し、別の地元企業に勤務したのちに株式会社アミノに就職しました。
那須烏山市は、他のまちと比べて楽しむ場所が少ないと感じた時期もありましたが、買い物や子育てをする上での不便も少なく、とても暮らしやすい環境と感じています。
学生時代は山あげ祭を見に行くのが楽しみだったと語る新井さん。現在もお祭りに家族で関わられているそうです。
- 太田さん
太田三穂です。私も包装課に所属しています。勤務して9年目になります。
私も那須烏山市出身です。当時は市外の高校に通い、宇都宮に就職しましたが、地元が恋しすぎて戻る決意をしまして、高校時代もお世話になっていた那須烏山市内の観光やなでアルバイトを始めました。その後結婚と出産を経験し、アミノに就職して現在に至ります。
那須烏山愛で戻ってこられたんですね!
私も山あげ祭が大好きで、市外に勤務しているとお祭りをじっくり楽しむことが出来ないのがもったいなく感じてしまい、戻ってこようと決意しました。幼少時代はソフトボールやバスケットボールなど掛け持ちでやったり、アルバイトを頑張っていました。地元の観光やなでのアルバイトはたくさんのお客さまをお相手するため、コミュニケーション力が身についたと感じています。
山あげ祭が大好き、地元が恋しすぎて戻る決意をしたと語る太田さん。
お二人とも地元那須烏山市での暮らしを楽しみながら職場でも活躍されているんですね。そんなお二人が株式会社アミノに就職したきっかけについて教えてください。
- 新井さん
出産後に子育てをしながらパートタイムの仕事をしていましたが、下の子どもが中学校に進学したタイミングでフルタイムの仕事を探し始めたんです。アミノは自宅からも近く、知人から子育てしながら働くのに良い環境と聞いていたこともあり、転職しました。実際、育児と両立するのには良い環境だったと思っています。
- 太田さん
アミノへの就職を考え始めた頃は子どもが保育園に行き始めて間もない頃で、子育てを優先した生活をしたいと考えていました。就職の面談で正直に要望を伝えたところ、子育て優先の働き方に理解を示してくださり、そのまま就職しました。
ワーク・ライフ・バランスを大切にした働き方をしやすい職場環境は、子育て中の方にはありがたいですね。実際就職してみて会社の印象はいかがでしたか。
- 新井さん
私は工場勤務の経験が無かったので、閉鎖的な空間で男性と一緒に働くようなイメージから来る不安もありました。いざ入ってみると皆さんフランクで、女性の従業員も沢山活躍していて働きやすい職場でした。
- 太田さん
実際は入ってみるとアットホームで、同僚をお互い下の名前で「〇〇ちゃん!」と呼び合うような雰囲気で、和気あいあいとやっている会社です。仲の良い社員同士で食事に行ったり、社員旅行などで親睦を深めるような機会も大切にしている会社です。
プライベートでも仲良くされていることから、風通しの良い職場環境が伝わってきますね。普段取り組んでいる業務内容について教えてください。
- 新井さん
包装課は、製造課で焼かれたお煎餅をパックして出荷できる状態まで仕上げる部署になります。
私はその中でも商品の裏面に貼られる表示の発行や管理、そのための資材管理を担当しています。
この業務で一番神経を使うのは賞味期限に関する行程です。賞味期限管理やアレルゲン表示の誤りは事故やトラブルに直結します。対策として社内でダブルチェックをする体制を整えて、安心して食べて頂ける生産体制づくりを行っています。
間違いが許されない部署なので、指導や引継ぎも時間をかけて丁寧に行っています。
- 太田さん
私は機械を使ってパック・検品する作業を行っています。
包装は数名で組んでライン作業で行います。新人さんが入った直後などは流れが乱れてしまうことがあるので、両隣のスタッフを中心にフォローし合って効率の良い流れをみんなで作っていきます。わが社はチームワークも良く出来ていて、様々な世代の方が働いていますが、助け合いながら業務を進めるので新人さんでも非常に働きやすいと思います。
皆で助け合いながら作業する中で、徐々に生産性が上がっていくのを実感するとき、チームの結束力の高さを感じるそうです。
仕事のやりがいについても教えて下さい。
当社は大きい企業様とも契約をしていますので、大きな商業施設で私達の作った商品が並べられていると見るとやりがいを感じます。
お土産で商品を届けた時などに、「美味しい」「また買ってきてほしい」と言ってもらえるのがとても嬉しいですね。
自分が作ったものを喜んで食べてもらえるのは嬉しいですよね。社会人の先輩として、学生の方に経験しておいてもらいたいことはありますか。
学生のうちに、怒られることも指導を受けることも含めていろんな経験をしてほしいなと思います。一方で思い切り遊んでほしいとも思います。そういった経験を通して仕事は自分が楽しいと感じられる仕事を選んで活躍してほしいです。
学生に伝えたいメッセージをお願いします。
- 新井さん
遊びも仕事も楽しんでほしいと思います。仕事が頑張れるから遊びが楽しい。遊びが楽しいから仕事も頑張れる。そんな気持ちを持って社会人になっても頑張ってほしいと思います。また、責任を持つことに消極的にならずにいろんなことに挑戦してほしいと思います。
- 太田さん
何かあったときは一人で悩まずに、周りの人を頼れる人になってほしいと思います。
続いて製造課で活躍する高橋良一さんからもお話を伺いました。自己紹介をお願いします。
製造課の高橋良一と申します。2009年から14年ほど勤務しています。
出身は日光市で、宇都宮市内の工業高校を卒業後、工業系の企業で長く働いていました。結婚して那珂川町に転居したのを機にアミノに就職して現在に至ります。
学生時代は野球に打ち込み、全国大会に出場した経験もあるそうです。
工業系の会社から食品メーカーに転職した動機について教えてください。
元々料理が好きで、食べ物に関わる仕事にはずっと興味を持っていました。
工業ではなく食品のものづくりへの関心が高まっているタイミングで那珂川町に転居することになり、求職中にアミノの求人を見かけました。家庭ではなかなか作ることのできないお煎餅を製造し、食卓に届けることにやりがいと面白さを感じて志望しました。
ものづくりの経験はあっても米菓の製造は初めてだったので、業務のイメージを持たずに現場に入ることになりました。未経験者として仕事に打ち込むことになったので苦労はしました。自分から学んで技術を身に付けて前進することが大切だと再認識しながら仕事していました。
高橋さんが担当されている製造課のお仕事について教えてください。
焼成機を使いながら実際に煎餅の生地を焼いて食品として仕上げる行程を担当しています。生地の水分量の計算をして、計算内容に合わせて生地を焼き上げていきます。
工業系のものづくりは、型が出来てしまえば均一に生産することは難しくありません。それに対して食品は“生き物”を扱うような感覚です。同じ配合で製造しても、全く同じものをつくることはかなり難しいです。それがうまく商品として仕上がったときはとても嬉しいです。自分の技能を若い人材に引き継ぎ、活躍していってもらえるよう意識しながら仕事をしています。
仕事のやりがいについて教えてください。
工場内の夏の暑さは体にもこたえますし、立ち仕事中心で体力的にも大変な仕事です。
それでも「この商品が美味しいんだよね」と言って頂けるととても嬉しいし、親せきや知人がアミノで製造した商品を喜んで食べてくれているのを見た時など「その商品は俺が焼いたんだよ」と嬉しい気持ちになりますね。
製造部は別の部署とコミュニケーションを取る機会が決して多くありませんが、工場祭での直接の販売や社員旅行などを通してお客さまや他の部署の従業員ともコミュニケーションを取る機会があるのも会社の良いところだと思っています。
これから社会に出る方へのメッセージをお願いします。
自分がやりたい夢や目標を持って突き進んでほしいです。
社会人としての時間は人生の半分以上なので、つまらないと思いながら仕事に取り組んでいては勿体ないと思います。
時間は巻き戻すことが出来ないのですから、本当にやりたいことを持って打ち込んでもらえれば、人生を楽しく送れるのではないかなと思います。
3名の従業員の皆さんのお話を聞きながら、消費者にとって身近な商品作りを通して、楽しい時間や喜びを創造する企業であることを改めて感じました。貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました!
今回取材を受け入れてくださった株式会社アミノ様の詳細はこちら
URL: suzuran-honpo.com
令和5年9月取材
文責NPO法人クロスアクション
問い合わせ先
このページに関するお問い合わせは商工観光課 商工振興グループです。
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電話番号:0287-83-1115 ファクス番号:0287-83-1142
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- 2023年11月27日
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